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鳳凰山 観音岳2841m
深沢小屋クラブ会報2017年9・10月号
 毎日暑い日が続きましたが、会員の皆様は元気に過ごされたでしょうか。7月より小屋の営業を佐藤さんに任せて、この2ヶ月はキノコ採りの下見や登山で山に通う毎日でした。これからキノコ採りのシーズンになりますので、益々山に通ってキノコ採りに専念したいと思います。
 現在、会員数は変わらず162名です。 

7・8月活動報告
二百名山登山(戸隠山)
 7月13日に戸隠山の登山を前日出発、長野泊で予定していましたが、参加希望が1人だった為、計画を変更しました。当日の朝出発して、同じく二百名山の乾徳山に登ってきました。大平高原まで車で登り、そこから山頂を目指しました。山頂付近は岩場が多く、鎖場も続いて危険な場所も多く有りましたが、無事に山頂を踏む事が出来ました。生憎の天気で霧がかかり、眺望が臨めなかったのが残念でした。 

百名山登山(鳳凰三山)
 8月30日から31日に掛けて、テント泊で鳳凰三山の縦走を計画しています。今のところ、小屋番の2名と会員の方2名が参加して4名で実施の予定です。結果につきましては、次回の会報でお知らせしたいと思います。

9月・10月の行事予定
キノコ採り体験
9月14日(木)7:00武蔵五日市駅北口集合 17:00解散予定
8名まで 会費1000円 (昼食持参)
 例年人気のある行事です。カラマツ林に生えるハナイグチを中心に、柳の木に生えるヌメリスギタケモドキ等、覚えやすく食べて美味しいキノコを採りたいと思います。尚、再三言っていますが、キノコや植物の中には、毒のある物も数多くありますので、絶対間違いないと確信出来る物以外は口にしないようお願いします。
キノコ採り体験
10月5日(木) 7:00武蔵五日市駅北口集合 17:00解散予定
8名まで 会費1000円 (昼食持参)
 9月と同じくキノコ採りを行いますが、オニグルミが落ち始める季節ですので、胡桃拾いも出来たら行いたいと思います。 

2017年の年間行事予定
 1月15日(日)新春登山(御岳山)・新年会(1名参加で実施)
 2月19日(日)燻製作り体験(11名参加で実施)
 3月 5日(日)渓流釣り体験(上級編)(中止)
 4月 9日(日)山菜採り体験&天ぷら作り(12名参加で実施)
 5月11日(木)テニス大会(5名参加で実施)
 6月 1日(木)渓流釣り体験(入門編)(3名参加で実施)
 7月13日(木)二百名山登山(乾徳山に変更して1名参加で実施)
8月30・31日(水・木)百名山登山(鳳凰三山)テント泊
 9月14日(木)キノコ採り体験
10月 5日(木)キノコ採り体験
11月16日(木)オータムハイキング(今熊山)
12月21日(木)年忘れ登山(日の出山)・忘年会
※野外で行う行事が殆どですが、保険等には加入していませんので、どの行事も自己責任でご参加下さい。今年も様々な行事を計画していますので、参加のご希望がありましたら長山までご連絡下さい。
090-5192-0779(長山携帯)又は
keiryuheiko@softbank.ne.jp(長山メール)まで

小屋の営業について
 前回お知らせした通り、小屋の利用につきましては、深沢小屋042-595-1806又は、佐藤携帯090-7413-5637までお願いします。
 
ケチ
 自分は、はっきり言ってケチだと思う。いつでも、なるべくなら金を使わずに済ませようと考える。でも、言い訳かもしれないが、決して人に奢って貰おうとか、楽して儲けようなどと思っている訳ではない。
 立山に登った時、立山信仰の中心地の雄山では、山頂に神社があり、500円払って祈祷して貰わないと山頂に立てないシステムになっていた。ケチな自分は、100名山の立山最高峰は大汝山だからいいやと理由を付けて、雄山の山頂はパスした。
 上高地に最近行ったら、明神池に行く為に拝観料を取るためのゲートがあった。どこか別の場所の神社が神域として所有したようで、金を取っていた。高校生の頃に行った時は確か自由に行けたのにと思い、ゲートまで行ってUターンした。
 芝桜で有名な秩父の羊山公園に行った。駐車場がいつもは無料なのに、その時期だけ有料になる。おかしいじゃないかと思い、武甲山資料館の無料駐車場に停めて、資料館を見学した後で少し離れた芝桜の名所に歩いて向かった。すると、前に行った時には確か自由に見られた芝桜が柵に囲まれ、ゲートで入場料を取っていた。勿論、直ちに引き返し、ゲートの外から僅かに見られる芝桜をチラッと見て帰った。
 最近バイトで通っていた六本木にあるホテル建設の現場に行くには、中央線で新宿や四谷まで行き、地下鉄に乗り換えて行くのが早い。でも、私鉄の井の頭線で吉祥寺から渋谷に出て、渋谷から40分歩いて六本木に行けば、交通費がかなり節約出来る。行きは、雨でなければ渋谷、帰りも疲れが酷かったり帰りを急いだりしていなければ渋谷と決めていた。沢山歩くのは、体力増進の為に良い。
 学生時代は、それこそ生活が掛かっていて節約を余儀なくされた。横浜に良く遊びに行ったが、駐車場代が惜しいので、路上駐車が殆どだった。警察の取り締まりで罰金を取られるのも嫌なので、いかに捕まらない場所を探すかに知恵を絞った。人目に付きにくい路地、ちょっとした空き地、工事中で工事車両が停まっている場所等にさりげなく停めた。
それでも、駐車違反で何度か捕まったり、友達の家に泊まりに行った時に青空駐車で切符を切られたり、スピード違反で捕まったりと、免許を取って直ぐに6点溜まって累積免停になった。1日講習を受けてから暫く温和しくしていたが、1年経って0点になった3日後に、中国自動車道を走っていて25キロオーバーで捕まり、直ぐに2度目の免停になった。何だかんだ言っても、罰金や講習代等の出費がかさみ、トータルで考えれば損だったのかもしれない。
 それでも、いまだにケチな性分は変わらない。1人で遠くに行く時は、殆ど高速は使わずに早起きして下道を行くし、スーパーで夕食の食材を買うのは7時過ぎにして、刺身や総菜が半額になるのを狙ったりする。 そう言えば、子供の頃父親に、トイレットペーパーは1回に50センチ位でいいとか、シャンプーは手の平にこの位乗せて使えばいいとか指導された記憶がある。卵掛けご飯をする時は、卵をご飯に掛けるのではなく、溶いた卵の中にご飯を入れて器に卵がなるべく残らないように食べる技を教えられた。「この親にしてこの子あり」とは良く言ったものだ。

泣き虫
 こんな事を言うと恥ずかしいが、小さい頃から泣き虫だった。3才上の兄と毎日ケンカをしていた。絶対に敵わないのだが、何度も立ち向かう。結果、泣かされる。でも、「参ったか?」と言われると絶対に参ったとは言わない。泣き虫にも意地は有る。ある時、兄とケンカをしている時に何かの拍子に勝った事があった。何故か兄が泣いている。ここぞとばかり攻撃し続けた。スリッパで何度も殴ったような記憶もある。大人になってその時の事を回想して、兄は、「殺されるかと思った」と言った。余程、日頃の恨みが積もっていたのだろう。
 ドラマ、映画、小説、感動すると涙が出る。先日読んだ、原田マハの「翔ぶ少女」は泣けた。阪神淡路大震災で孤児となった兄妹達と、助けた医師の話だったが、始めは少女の背中に羽が生えた時にがっかりした。いつもの原田マハの小説とは違い、非現実的なストーリーに今回はダメかと思った。ところが読み進む内に涙が止まらなくなった。作者が書いたのは、羽が生えた少女の話ではなく、絶望から羽ばたく少女への応援歌だった。生きる事の素晴らしさを感じて涙が出た。
 人は、痛い時、辛い時、悲しい時にも泣くし、嬉しい時、感激した時にも泣く。どれも、大事な涙だろう。「今泣いた子供が笑った。」等と言うが、生きる上で子供の様な感情の起伏は大事にしたい。
 昔観た青春ドラマの主題歌に、「涙は心の汗だ、たっぷり流してみようよ。二度と戻らない今日の為に。」という歌詞があった。中村雅俊の主演だったかもしれない。その頃のドラマが大好きで良く見ていたが、ちょっとおかまっぽいクリス松村が青春ドラマの主題歌が大好きだとテレビで言っていて、ちょっと見方が変わった。きっと、純粋な心の持ち主なのだろう。いくつになっても、青春まっただ中でいたいものだ。
 浜田省吾の「悲しみは雪のように」も好きだ。「誰もが、泣いてる。涙を人には見せずに。」という歌詞が意味深い。涙を見せなくても、泣いている時はある。逆に言えば、涙を見せずに我慢している人の方が多いのだろう。他人の気持ちを慮る事は難しい。直ぐに泣いてしまう人の方が、皆から同情されて得をするかもしれないが、ぐっと我慢する人の方が偉く思えてしまう。「求めよ、さらば与えられん。」と誰かが言ったような気がするが、求めない事も美徳だ。

登山報告 
 迷走した台風5号の為に有峰林道が閉鎖され、富山で停滞していたらようやく解除されたので出発した。予定より2日遅れの出発になったので予備日は無くなり、更に1日短縮しなければならなくなった。
 1日目は、足を伸ばして薬師沢小屋まで行った。小屋は黒部川の源流2つの流れに挟まれた場所にあり、台風後にも拘わらず綺麗な水が流れていた。花崗岩の川は水が澄むのが早い。泳いでいた岩魚も色白だった。
 2日目に水晶小屋に泊まろうと思ったら、薬師沢小屋で一緒に食事をした人に、小屋が小さいし予約で既に満室なので、土間に寝るようになるかもしれないと言われた。そこで、三俣山荘まで行った。楽しみにしていた雲ノ平付近は霧で、庭園の景色が見られなかった。三俣山荘のテン場は、着いた時刻が早かったので何とか場所を見つけられた。荷物をテントに置いて、鷲羽岳を往復した。久し振りの百名山登頂だったが、霧の為に眺望は無かった。夕方、「槍が出たぞ」という声が聞こえたので出てみると、雲の間から突き出た槍の穂先が見えた。小屋からも大勢の人が外に出て眺めていた。流石に槍は格好良い。
 翌日、テントを畳まず、荷物の大半を残して水晶岳を往復した。この日も雨が降ったり止んだりで景色は無し。6時間程掛けて往復した後、テントを畳んで黒部五郎小舎に向かった。前日のテン場よりも更に人が多く、岩の上にテントを張っている人までいた。ぐるぐる回って僅かなスペースを見つけ、ようやくテントを張って落ち着いた。
 翌日は、朝早く小屋のトイレに行くと長蛇の列が出来ていた。北アルプスはお盆に行ってはいけない。黒部五郎岳に登ると、これまでにない眺望が見られて嬉しかった。山頂から太郎平までの尾根は、いざ歩いてみるとアップダウンが多くきつかった。太郎平小屋に着き、更に20分程歩いて薬師峠のテン場に着いた。受付はしたものの、全くスペースが無かった。すると、太郎平までの間に何度か挨拶を交わした人が、奥にまだスペースがあると教えてくれた。薬師岳に向かう途中の斜面を登ると、笹藪の中にテントが3つ張れそうな場所があって、既に1つテントがあった。そこに張らせてもらって助かった。
 翌日は、やはり空身で薬師岳をピストンしたが、天気が良くて立山や劔まで見えた。テントを撤収し、折立に戻った。4つの百名山を縦走できて満足した。 1日置いて新潟からフェリーで小樽に渡り、後方羊蹄山に登った。夏とはいえ、山頂付近は強い風と横殴りの雨で、全身びしょ濡れで寒さに震えた。
 次に十勝岳に登った。火山の為に木が無くて、周りの景色が良く見えた。山頂で一休みして駐車場に戻ったら、ウェストバッグが無かった。慌てて降りてきた道を戻り、1時間程登った所で発見した。岩の上で休んだ時に、メールの確認をして置き忘れていた様だ。回収してから走って下山した。
 最後に斜里岳に登った。コースタイムは2時間半となっていたのでなめて掛かっていたらとんでもないコースだった。沢を何度も渡って滑るし、ガレ場が多くて歩きにくかった。下りは沢を避けて尾根コースを通ったが、下りの筈なのに登りが多く、最後に沢まで長い下り道を急降下というルートだった。
 北海道には、9つの百名山があるが、前回3つ登り、今回も3つ登ったのであと残り3つだ。しかし、トムラウシと幌尻岳、利尻岳ときつい山ばかり残しているので大変そうだ。