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深沢小屋クラブ会報 2016年9・10月号
 夏の間、涼しい深沢にバーベキューやピザ体験等で多くの方が訪れました。これから益々涼しくなり過ごしやすい季節になりますので、小屋にも足を伸ばして下さい。
 8月の二百名山登山(武甲山)は、参加希望が無く、残念ながら中止となりました。
 7月、8月の入会は無く、会員数は現在156名です。

7・8月の活動報告
百名山登山(両神山)
 7月21日(木)に行った百名山登山には、2名の方が参加して頂きました。日の出町と青梅市で2人と合流し、秩父を越えて両神山の登山口に着きましたが、曇りという天気予報に反して雨が降っていました。天気の回復を願いながらカッパを着て登山を開始しました。2時間程歩いて清滝小屋に到着し、ゆっくりと昼食を摂りました。7月末とはいえ、雨に濡れた体は冷えて、寒い位でした。その後も雨が上がる気配は無く、残念ながら登頂を断念して下山しました。
  
9月、10月。11月の行事予定
キノコ採り体験
9月15日(木)7時武蔵五日市駅集合 17時解散予定 昼食持参 
8名まで 参加費1000円     ※現在申し込み3名
 いよいよキノコ採りの季節がやってきました。待ちきれずに丹波山村の山や瑞垣山に下見に行きましたが、今年はマツタケやマイタケが沢山採れればと期待していますが、暑さが続いてキノコの発生は遅れているようです。
 昨年のキノコ採り体験では、カラマツ林に出るハナイグチが不作で、あまり採れませんでした。その分、今年は多く発生するのではないかと期待しています。他にもヌメリスギタケモドキ等数種類のキノコが採れればと思います。

ゴルフ大会 
10月27日(木)9時 青梅グリーンヒル(ショートコース)集合 
 8名まで参加費3000円(プレー費含む) 
 ショートコースで午前中18ホール、午後に18ホール回って腕を競います。
昼食はクラブハウスでも食べられますし、持ち込みも可能です。アップダウンの有る難しいコースですが、楽しくラウンドしたいと思いますので奮ってご参加下さい。

オータムハイキング(金比羅山)
11月17日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定 
8名まで 参加費500円
 金比羅山は、ナイトハイクでも登っている山で、小屋から一番近い山です。山頂の先のビューポイントから五日市、多摩、天気が良ければ都心の景色が望め、木々の紅葉も楽しめます。金比羅山に登った後、「山抱きの大樫」と「千年の契り」という2つの巨木を巡るツアーです。どれも短いコースですので、お気軽にご参加下さい。

オータムハイキング(今熊山)
11月24日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定 
8名まで 参加費500円
 ミツバツツジで有名な今熊山ですが、山頂からの眺めも良い山です。麓の小峰公園に車を停めて出発し、登頂後には金剛の滝も巡ろうと思います。山頂までは、ゆっくり歩いても1時間程ですので、どなたでも気軽にご参加下さい。秋の紅葉とハイキングを楽しみましょう。

ナイトハイク
 この他、満月の夜にナイトハイクを計画しています。月明かりの道を歩いたり、五日市や東京の景色を望めるビュースポットで、満月を正面に見ながら夜景を楽しみたいと思います。
 9月17日、10月16日、11月14日を予定しています。
18:00武蔵五日市駅集合 21:00解散予定 夕食付き1500円

 
 12月以降も様々な行事を計画しています。参加のご希望がありましたらご連絡下さい。090-5192-0779(長山携帯)又はkeiryuheiko@softbank.ne.jp(長山メール)まで

バーベキュー、ピザ体験、燻製体験
12月8日(木)リース作り 13時集合16時解散 1人500円
自然の素材(蔓や木の実)を使ってナチュラルリースを作ります。クリスマスの飾りにいかがでしょうか。

12月15日(木)忘年会 12時~15時 1人3000円(飲み放題付き)
 今年1年を振り返り、会員の方々との交流を楽しみたいと思います。

  残暑もそろそろ終わり、涼しい季節になりますが、自然に囲まれた深沢小屋でのバーベキューはいかがでしょうか。屋根付きのテラスで2名からバーベキューが楽しめます。
・手ぶらバーベキュー1人2000円(牛肉、豚肉、ソーセージ、野菜、タレ)・食材持ち込みバーベキュー1人600円、炭代500円(食器持参)
・飲み物、食材持ち込みバーベキュー1人1200円、炭代500円
 ※プランに合わせてご利用頂けます。

 その他、ピザ焼き体験も好評です。生地を伸ばして具材をトッピングして釜で焼きます。1人2枚焼いて、サラダ等の副菜とソフトドリンクが付いて1人2000円です。具材の追加持ち込みも自由に出来ます。

 燻製体験では、干物、チーズ、ちくわ、ゆで卵、ナッツの5種類の食材に1時間程煙を掛けて燻製を作ります。作っている間にうどんかお蕎麦を食べて頂き、ソフトドリンクも付きます。1人1700円で体験が出来ます。ピザ体験やバーベキューとの組み合わせも可能です。組み合わせる場合は燻製のみ追加で1人1000円です。また、燻製用の食材を全て持ち込む場合は1人600円で体験出来ます。

喰い意地
 子どもの頃、我が家では餅を焼いたらまず醤油を付けて、砂糖ときな粉を混ぜたものを付けて食べた。それが美味しくて堪らなくて、餅がなくなっても皿に残った砂糖ときな粉をぺろぺろ舐めていた。親には「行儀が悪い。」とか「意地汚い」と言われたが、頭の中は美味しいきな粉と砂糖で一杯だった。それは、悪い事だったのだろうか。
 お客さんが家に来ると、たまに寿司を出前で頼む事があった。その当時の寿司は高価で、めったに口にすることは出来なかった。勿論、私達兄弟2人の分も母親の分も無く、お客さんと父親の分しか頼まない。お客さんが少しでも残して帰れば子どもにも分け前が回ってくる。だから、ふすまの隙間からお客さんの様子を覗き見て、残せ残せと祈っていた。たまにカッパ巻きあたりが残ると、兄弟2人で分けて有り難く頂戴したものだ。それは、本当に意地汚い行為だったのだろうか。
 同じく、父親とお客さんが食べた後の枝豆の器を探って、さやに残った豆を探した記憶もある。食べ物を求める本能は生きる為の力ではないだろうか。
 子どもの頃は、家で出される料理にあまり期待は持っていなかった。焼き魚や煮物等、大人向けの料理ばかりで、子どもが望む献立ではなかったからだ。給食の方が遙かにご馳走で、いつも残さず全部食べた。給食にたまに出る葡萄パンが美味しくて美味しくて、干し葡萄を一つずつパンから取り外して食器に乗せ、先ずは微かに葡萄の香りが残るパンを食べた。片付ける時間になると、残しておいた干し葡萄を丸めて口に入れ、ほっぺたに溜めて昼休みに外で遊んだ。少しずつ少しずつ干しぶどうをほっぺたから喉に移して味わい、いつまでも続いて欲しい幸せを噛み締めていたのは自分だけだろうか。
 子どもの頃は漬け物などそれ程好きではなかったのに、何故か沢庵が大好きだった。沢庵を口に入れて噛み、水を口に含んで沢庵と混ざった時の味がお気に入りだった。何故世の中に沢庵ジュースが売られていないのか不思議に思ったものだ。
 子どもの食べ物に対する執着はもの凄い。大人になった今になってそんな子どもの様子を見ると恥ずかしいと思うかもしれないが、生物である人間の本来あるべき姿ではないかと思ってしまう。
 サーチュイン遺伝子の話をテレビで観た時に驚いた。食べ物が少なくて飢餓状態が続くと、サーチュイン遺伝子が活性化して、長生き出来るという話だった。もしかしたら自分もサーチュイン遺伝子を蘇らせた時期があったような気がする。高校時代、麻雀がそれこそ三度の飯より好きで、雀荘に小遣いを注ぎこんでいた。山岳部に所属していてトレーニングがあるので、高校2年の時は食パンを買ってロッカーに仕舞い、1日2枚食べていた。3年生になったらクラブを引退したので昼食は抜きにして雀荘代に充てた。このときにサーチュイン遺伝子が発動して、長生きが約束されたのではないかと内心ほくそ笑んでいるのだが、その後の乱れた食生活で何処かへ消え去ってしまったかもしれない。
 近頃になって食べ物に対する執着が少なくなったのは、人生もそろそろ終わりに近づいた証拠かもしれない。 

東京
 坂の無い平らな道を歩くのがそんなに嬉しいのか、人は山を捨てて町に向かう。バラの花やカーネーションを部屋に飾っても、野に咲く花には及ばないのに。
 満月の夜に、灯りが無くても道を歩けるという事を人は忘れている。街灯に照らされた街には星の光も届かない。
 いつも時間に追われ、息も出来ない程のぎゅうぎゅう詰め電車に体を預け、アスファルトの照り返しとクーラーの温度差に厚着をし、排煙と排ガスに曇った中を人は今日も行く。東京には本当の空が無い、と誰かが言った。 
そんな街を離れられないのは何故だろう。快適な暮らしは何処にあるのだろう。快適なんて人にとって良い事なのだろうか。
大昔の人と今の自分はどっちが幸せか。答えられる人はいるのだろうか。長生き出来る。美味しい物が食べられる。そんな事が幸せなのだろうか。一瞬一瞬を真剣に生きた短い人生の方が遙かに充実していたかもしれない。暮らしが豊かになるとは、楽が出来る事なのだろうか。
 檜原は東京都だけど、広い村の中に小学校は一つだけ。奥多摩はもっと広いが小学校は二つ、中学校は近頃合併して一つになった。子どもが少なくなるというのは怖いことだ。
 中学生の時に大島にキャンプに行って海で遊んでいたら、地元の子どもに「どこから来た」と聞かれた。「東京」と答えると、「東京の何処」と聞く。「東大和市」と答えると、「何だ東京じゃないじゃないか」と言われた。大島だって東京都だろうが。
 東京は日本の首都で人口は日本の10分の1位だと習った。それは23区の話か?小平、東大和、武蔵村山で育った自分は、都民の日は学校が休みだった。でも、東京には住んでいなかったのかもしれない。
 今年の冬にバイトで二子玉川に行った。23区にはめったに行かないので、電車の乗り換え等を確かめながらバイトが始まる前に下見に行った。職長さんに挨拶をした後、中野に知り合いの店があるので歩いて行ってみた。地図で位置を確かめ、北東に向かって歩けば着くと分かった。住宅のベランダは大概南向きだから、反対側の斜め右を目指して歩いた。途中で面白そうな所があれば寄り道したが、殆どは住宅とビルばかりの町を歩いた。山登りでは結構長時間歩くが、アスファルトの道は疲れる。結局3時間半位掛かって着いた。中央線にぶつかったらサンプラザのビルが左に見えたので、ちょっと行き過ぎていた。目当ての店に行くとまだ時間が早くて閉まっていたので、中野駅の近くの碁会所で暫く対戦してからまた行った。碁会所で対戦した人との会話は楽しかった。飲み屋のお客さんやお店のママさんとも話をし、楽しい一時を過ごして帰って来た。別に都会の人間が自分と何処か違う訳じゃないようだ。 
 でも、自分は都会には住めない。人で一杯の富士山には2度と登りたくないのと一緒だ。川岸に沢山人が並んで釣っている鮎釣りが好きになれないのと一緒だ。人が嫌いな訳じゃないが、そんなに多くの人間が集まらなくても良いと思ってしまう。
 あきる野の深沢は、東京じゃなくて良かった。 


ライブ
日にちは未だ決まっていませんが、10月に秋山登志夫さんのライブを行う予定です。秋山さんは武蔵五日市駅から深沢へ向かう途中に住んでいて、福生や羽村、秋川等あちこちでライブをしているミュージシャンです。詳しくはホームページ等でお知らせしますので、ご覧下さい。
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深沢小屋クラブ会報 2016年7・8月号



 深沢小屋を手作りでコツコツと建てた小林さんが、5月に亡くなりました。5月の末には、所属していた大学のワンダーホーゲル部の方々が集まり、偲ぶ会を小屋で行いました。部員ではないものの、一緒に山に登った方や小屋を建てる際に一緒に活動した方も集まって頂き、50人以上の方が出席して行われました。6月には中学の同級生の方々も集まって、小林さんの冥福をお祈りしました。今後も、創設者の小林さんへの感謝の気持ちを忘れず、深沢小屋を大事に運営していきたいと思います。

 5月26日に予定していた三頭山登山の行事には申し込みが無く、残念ながら中止となりました。新しい会員の方を2名迎え、現在会員数は156名です。

 

5・6月の活動報告

テニス大会

 5月12日のテニス大会には、会員の方2名が参加して頂きました。小屋番の2名を合わせて、4名でダブルスの試合を楽しみました。2時間の予定が今年も1時間延長して3時間行いました。テニスの経験のある方がいらっしゃいましたら、是非来年はご参加下さい。



渓流釣り体験(入門編)

 6月2日の渓流釣り体験には、1名の方が参加して頂きました。始めに、秋川本流で渓流釣りの基本となる脈釣りの練習をしました。川虫を採って竿の操作から練習しましたが、ハヤ(ウグイ)の他に鮎や山女も釣れました。

 払沢の滝近くの北秋川に移動して、更に山女を数匹釣る事が出来ました。新しく会員にもなって頂きましたが、秋のキノコ採り体験にも参加

の予約をして頂き、今後も色々な行事に参加して頂けそうで嬉しい限りです。



7・8・9月の行事予定

百名山登山(両神山)

7月21日(木)7時武蔵五日市駅集合 昼食持参 19時解散予定

 8名まで参加費500円

 両神山は、標高はそれ程高くありませんが、鎖場等もあって結構厳しい山です。最短コースの白井差新道は廃道となったようです。先日下見の為に登ってきましたが、日向大谷口から登って、山頂まで4時間近く掛かりました。体力的に厳しい方は秋のオータムハイキングにご参加下さい。



二百名山登山(武甲山)

8月25日(木)7時武蔵五日市駅集合 17時解散予定 昼食持参 

8名まで 参加費500円

 秩父側から見ると、山肌が削られて痛々しい山ですが、昔ながらの登山道は自然豊かな山歩きが楽しめます。五日市駅から横瀬へ車で移動して登ります。表参道を歩いて3時間弱の登り道になります。 



キノコ採り体験

9月15日(木)7時武蔵五日市駅集合 17時解散予定 昼食持参 

8名まで 参加費1000円 

昨年はカラマツ林に出るハナイグチが不作で、あまり採れませんでした。今年は多く発生するのではないかと期待しています。他にもヌメリスギタケモドキ等数種類のキノコが採れればと思います。



ナイトハイク

 この他、満月の夜にナイトハイクを計画しています。月明かりの道を歩いたり、五日市や東京の景色を望めるビュースポットで、満月を正面に夜景を楽しみたいと思います。7月20日、8月18日、9月17日を予定しています。

18:00武蔵五日市駅集合 21:00解散予定 夕食付き1500円



10月以降の行事

 10月以降も様々な行事を計画しています。参加のご希望がありましたらご連絡下さい。090-5192-0779(長山携帯)又はkeiryuheiko@softbank.ne.jp(長山メール)まで



10月27日(木)ゴルフ大会 9時集合 昼食別 1人3000円

 青梅グリーンヒルのショートコースで技を競いたいと思います。

11月17日(木)金比羅山・巨木廻り 13時集合16時解散1人500円

 景色の良い金比羅山に登り、大樫、大杉の巨木を廻ります。

11月24日(木)今熊山と滝 13時集合16時解散 1人500円

 山頂の景色の良い今熊山に登り、金剛の滝を巡ります。

12月8日(木)リース作り 13時集合16時解散 1人500円

自然の素材(蔓や木の実)を使ってナチュラルリースを作ります。

12月15日(木)忘年会 12時~15時 1人3000円(飲み放題付き)

 今年1年を振り返り、会員の方々との交流を楽しみたいと思います。



バーベキュー、ピザ体験、燻製体験

 暑さの厳しい季節になりましたが、深沢小屋でのバーベキューはいかがでしょうか。屋根付きのテラスで2名からバーベキューが楽しめます。

・手ぶらバーベキュー1人2000円(牛肉、豚肉、ソーセージ、野菜、タレ)・食材持ち込みバーベキュー1人600円、炭代500円(食器持参)

・飲み物、食材持ち込みバーベキュー1人1200円、炭代500円

 ※プランに合わせてご利用頂けます。



 その他、ピザ焼き体験も好評です。生地を伸ばして具材をトッピングして釜で焼きます。1人2枚焼いて、サラダとソフトドリンクが付いて2000円です。具材の追加持ち込みも自由に出来ます。



 燻製体験では、干物、チーズ、ちくわ、ゆで卵、ナッツの5種類の食材に1時間程煙を掛けて燻製を作ります。作っている間にうどんかお蕎麦を食べて頂き、ソフトドリンクも付きます。1人1700円で体験が出来ます。



ホタル

 深沢を流れる三内川では、6月からホタルが飛び始め、住民や観光で訪れた人の目を楽しませています。7月の上旬頃が一番多く見られる時期ですので、是非この機会にご鑑賞下さい。



ヨルイチ

 今年も8月末に五日市のヨルイチが開催されます。今年は8月27日(土)の16時から22時まで行われます。五日市駅前から檜原街道沿いに多くの出店が出たり、地元のお店が様々なイベントを行って賑わいます。是非一度

足を運んでみて下さい。



僕のハンセイⅢ

 50才を前に25年間続けた仕事を退職し、これまでの人生をふり返って、自伝を書いてみようと思った。タイトルを考えてみたが、なかなか決まらない。

日本は世界一の長寿国だ。もしかするとさらに医学も発達して、100才位まで生きられるかもしれない。だとしたら、あと3ヶ月で50才になるが、そろそろ人生の半分、半生と言えるかもしれない。さらに、今までの生き方をふり返ると人に迷惑を掛けたり、法に触れる行いも1つや2つではない。だとしたら、ここで大いに反省して懺悔の言葉を並べるのもいいだろう。

 ということで、半生と反省をまとめる意味で「僕のハンセイ」と題した。



 その中から、大学時代に行ったバイクでの旅行の文を紹介したいと思います。



〈バイク旅行〉

 大学生になって車の免許を取ることになったが、新聞で請負免許の広告を見て、こっちの方が教習所に行くより安く早く免許が取れると考えた。請負とは、練習コースでうまく運転ができるまで練習して、試験場で試験に受かるまで教えてくれるというシステムだ。こっちも早く免許が欲しいし、相手も早く合格させれば得なので、しっかり教えてくれる。しかも、時間があれば1日に何時間でも乗れるのだ。時間だけはいくらでもある大学生だから、1日に3時間位練習した。すると3日目に、上手になったから試験を受けて来いと言われた。3日で受けられるはずはないが、1週間以上練習したという証明書を書いてくれて、それを持って試験場に行った。結局1回では合格せず、また1日練習しては試験、1日練習しては試験と繰り返し、5回目で仮免許に合格した。一緒に練習していた女性は10回受けても受からないと言っていたので、5回なら上出来だったのかもしれない。本免は一発で受かって免許が取れた。

しかし、車を買う金が無かったので、しばらくして中古の原付バイクを買った。買って3日目に道路脇の砂利の上でブレーキを掛けて転び、左手を5針縫った。半年後、雨の夜に右折してきた車と正面衝突して、右足を骨折した。

退院してから、原付のバイクは危ないと思い、中型の免許を今度は教習所に通って取った。足には手術で骨に取り付けた金属のプレートが入っていたが、歩くのには支障がなかった。中型の免許は取ったものの、まだバイクは持っていなかった。中型のバイクに乗っている友達が冬休みに神戸の実家に帰ると言うので、バイクで帰るのかと聞くと、「こんな寒くて遠いのにバイクなんかで帰るか。」と笑われた。そこで、「じゃあ、俺がバイクで遊びに行くから待ってろ。」と言ってしまった。

1月2日の午後に出発して神戸に向かった。始めは、中学校の同級生に借りたタクトというスクーターで出発した。しかし、ギアも付いていないし、神戸までエンジンが持つか心配だった。そこで、八王子に住む高校時代の友人に電話して、原付だがギアチェンジのできるミニトレイルというバイクを借りて乗り換えた。当時は正月に営業する店はほとんど無く、ガソリンスタンドもめったに開いていなかった。ガス欠にならないように、開いている数少ないスタンドで早目に給油しながらひたすら走った。スキーウェアを着てマフラーを顔まで巻き、空気抵抗を減らす為に前傾姿勢でフルスロットル。時間が経つにつれて、首の後ろがヘルメットの重さで痛くなってきた。

静岡を過ぎた頃、エンジンが不調になった。全開で走り続けた為に、エンジンが熱くなりすぎてプラグの先が溶けてきたのだった。エンジンから煙が出て動かなくなった。積んであった工具の中に、プラグレンチがあったので、プラグを回して外してみると、スパークすべき所が溶けてくっついていた。周りを見回すとジュース缶のプルトップが落ちていたので、それでごしごしこすって溶けて癒着した部分を切り離した。そしてプラグを元に戻すと見事にエンジンが掛かった。しかし、しばらく行くとまたエンジンが止まった。またプラグを外して見てみると、今度はプラグの先がすっかり溶けて、点火することができなくなっていた。もう自分では直せない。仕方がないのでバイクを押して歩き、プラグを交換してくれそうなスタンドを探した。やっと見つけたスタンドは休みだった。次のスタンドも休み。三つ目のスタンドも休みで、疲れ切って座り込んだ。

絶体絶命かと思った時、ふと近くに置いてあったオイル缶を覗くと、ゴミに混じってプラグがいくつか捨ててあるのが目に入った。その中から同じサイズのプラグを見つけ、付け替えてみるとエンジンが復活した。それからは快調に走り続け、夜中の12時まで走って名古屋に着いた。

首は痛いし疲れ切っていたので、名古屋で泊まることにした。しかし、貧乏学生だし行き当たりばったりの旅なので、宿の予約などしているはずも無い。名古屋駅前で周辺を見回すと、オールナイトの映画館とサウナがあり、どちらも朝まで居られることが分かった。映画館の方が僅かに安かったので、映画のチケットを買って入り、シートに座って寝ようとしたが眠れなかった。映画がポルノ映画だったので、朝まで寝ずに見てしまったのだった。

朝早く名古屋を出発し、兄が住む大阪に三日の昼頃着いた。折角だからと通天閣とその街の周辺を散策した。通天閣の周りは人が多く活気があった。阪田三吉の出身地だけあって、将棋の会所も多かった。銭湯に入って兄のアパートに戻り、一晩泊めてもらった。

翌日の朝に神戸に向けて出発し、大学の友人の実家を訪ねた。原付で来たことに驚いていたが歓迎してくれて、六甲山のドライブに連れていってくれた。友達と別れて帰る時、神戸の町中でスピード違反でパトカーに捕まった。でも、東京から原付のバイクで来た大学生だと知ると、寛大な処置で許してくれた。

さらに大阪に一泊して帰途に付いた。観光をしながら帰る途中、静岡の田舎町で夜になり、駅の待合室で寝ていたら警察官が来て職務質問をされた。家出と間違えられたのか、色々質問されて荷物まで調べられた。待合室の座布団を全部集めて布団替わりにしていたのもまずかったのかもしれない。結局許されたが、朝まで寒さに堪えて座布団にくるまって過ごした。

翌日は東京まで快適に走ったが、富士山の近くで信号無視で捕まり、今度は切符を切られてしまった。これが免許を取って初めての違反だった。まあ、その後車やバイクで違反を重ね、免停も二回くらっている。今はゴールド免許というのが信じられないくらいだ。

無事に帰還してバイクを友達に返したが、どうもその後エンジンの調子が悪かったと聞いている。酷使し過ぎたのだろう。本当に申し訳ない。
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深沢小屋クラブ会報2016年5・6月号



 いよいよ深沢小屋にも暖かい陽が差して、新緑の美しい季節になりました。通常営業となり、木曜日以外は営業していますのでご利用下さい。

 6月は梅雨ながらアジサイの季節でもあります。南沢アジサイ山には例年多くの方が観光に訪れ、深沢小屋も1年で一番賑わう季節です。アジサイ鑑賞を兼ねて是非お越し下さい。

 3月からの会員の増加は無く、現在154名の方が深沢小屋クラブに在籍しています。

 

 3月・4月の活動報告



 3月に予定されていた囲碁大会には申し込みが無く、残念ながら中止となりました。

 

 植物観察(山菜採り)

 4月17日(日)の植物観察(山菜採り)には7名の方が参加を予定していましたが、雨と強風の予報があり中止とさせて頂きました。10日にも山菜採りをしたいと言う会員の方がいて、8名の方で金比羅尾根と秋川で山菜採りをしました。ゼンマイやワラビ、ワサビ、セリ、クレソン等を収穫し、25種類の山菜を紹介しました。午前中に山菜採りをして小屋に戻り、バーベキューをしたり、山菜の天ぷらを食べたりして、楽しい一時を過ごしました。来年も、山菜採りの行事を企画したいと思いますので、奮ってご参加下さい。

 

 5月、6月、7月の行事予定

テニス大会

5月12日(木)13時集合16時解散予定 8名まで 参加費500円

 3年目を迎えるテニス大会ですが、毎年小屋番の2人と会員の方々とでスポーツを通じての交流を深めています。今年も多くの方に参加して頂き、楽しい一時を過ごしたいと思います。現在1名の方が参加を希望しています。

 

奥多摩三山登山(三頭山)

5月26日(木)7時武蔵五日市駅集合 16時解散予定 昼食持参 

8名まで 参加費500円

 武蔵五日市駅から都民の森まで車で移動して、奥多摩三山(大岳山、御前山、三頭山)の中では最も標高の高い三頭山に登ります。山頂までのルートはいくつかありますが、三頭大滝を経て自然林の多く残る沢沿いを登るルートでアプローチしたいと思います。往復3~4時間のコースです。山頂付近で持参した昼食を食べたいと思います。足下の悪い場所もありますので、山歩きに適した靴、服装でご参加下さい。水筒や弁当、雨具、行動食等は各自でご持参下さい。

 

渓流釣り(入門編)

6月2日(木)7時武蔵五日市駅集合 12時解散予定 昼食持参 

3名まで 参加費500円 

 秋川の本流や支流で渓流釣りの基本となる脈釣りの練習をします。餌となる川虫の取り方から竿の扱い方、ポイントの見方、アタリが有った時の合わせ方や取り込み方等、渓流釣りの基本を学びます。ウェーダーや鮎タビ等の履き物や竿、仕掛け等の道具をお持ちの方は持参下さい。



ナイトハイク

 この他、満月の夜にナイトハイクを計画しています。月明かりの道を歩いたり、五日市や東京の景色を望めるビュースポットで満月を正面に夜景を楽しみたいと思います。5月22日、6月20日、7月20日を予定しています。

18:00武蔵五日市駅集合 21:00解散予定 夕食付き1500円



7月以降の行事

 7月以降も様々な行事を計画しています。参加のご希望がありましたらご連絡下さい。090-5192-0779(長山携帯)又はkeiryuheiko@softbank.ne.jp(長山メール)まで



7月21日 (木)百名山登山(両神山)7時集合昼食持参 1人500円

 岩場の多い鎖場の有るコース、有料ながら最短なルートが選択できます。

8月25日(木)二百名山登山(武甲山)7時集合昼食持参 1人500円 秩父の街を眼下に望み、石灰岩の採石場も目の前に広がります。

9月15日(木)植物観察(キノコ採り)7時集合昼食持参1人1000円

 美味しい茸も有れば毒茸もあります。区別し易く美味しい茸を紹介します。

10月27日(木)ゴルフ大会 9時集合 昼食別 1人3000円

 青梅グリーンヒルのショートコースで技を競いたいと思います。

11月17日(木)金比羅山・巨木廻り 13時集合16時解散1人500円

 景色の良い金比羅山に登り、大樫、大杉の巨木を廻ります。

11月24日(木)今熊山と滝 13時集合16時解散 1人500円

 山頂の景色の良い今熊山に登り、金剛の滝を巡ります。

12月8日(木)リース作り 13時集合16時解散 1人500円

自然の素材(蔓や木の実)を使ってナチュラルリースを作ります。

12月15日(木)忘年会 12時~15時 1人3000円(飲み放題付き)

 今年1年を振り返り、会員の方々との交流を楽しみたいと思います。



 僕のハンセイⅡ 

  5年前に25年務めた教員を退職し、退職を機に自伝を書いた。50年近い半生とこれまでの反省を込めて「僕のハンセイ」と名付けた。その中から幾つかの話を紹介したいと思う。

 重い話で恐縮ですが、自伝に書いた中に周りの人の死についての文があります。母親が最近入院して、健康や命について今まで以上に考えるようになりました。自分の健康も含めて、周りの人の心と体の健康についても大事にしていけたらと思います。



 「死」

 これまでに、身近な人の死に何度か直面した。高校一年の時に山岳部の先輩が亡くなった。山で岩登りの練習をしていて80メートル近く落ちたのだ。体育祭の前日で準備の日だったが、さぼって山に岩登りの練習に行き落ちてしまった。その夜のうちに連絡があり、信じられないという思いと、あの優しかった先輩に会えなくなったという悲しみで涙が止まらなかった。その先輩は、後輩に対しても「さん」付けで名前を呼んだ。静かに微笑みながら話す言葉には信頼が持てた。自主的に中国語を勉強していると聞いたが、将来ヒマラヤなどに遠征するつもりだったのか、中国の発展を見越していたのかは、今ではもう分からない。その先輩が亡くなった翌日の体育祭は中止にはならなかったものの、得点は付けず、お祭り的な要素は行わない「縮小」という形で実施された。学校に行くと、「学校をさぼって勝手なことをして事故なんか起こしやがって、いい迷惑だ。」という声か聞こえた。確かに迷惑を掛けたのは事実だが、人が亡くなって、家族や友達が悲しみにくれているというのに、そんな言い方は無いだろうと憤りを感じたが、悲しみのあまり言い返す気にもなれなかった。人は誰でもいつかは死んでしまうが、人の死を軽く考える人間にはなりたくない。

 

 高校三年の時に、同じクラスではないが、一緒に演劇コンクールの役者をやったり、サッカーをして遊んだりしたことのある友達が自殺をした。夏休み中のことで、新聞記事を読んで同じ高校に通うやつだとは思ったが、その友達のこととは気づかなかった。あとで聞いて、信じられない気持ちだったが、受験に悩んでいたのか、人間関係で悩んでいたのか分からない。いずれにしても、自殺で解決するのは間違いだ。生きて戦う道を選んで欲しかった。自殺する数日前に廊下で会い、「これやるよ。」と言って、青と白の戦闘機の模型をくれた。何でこんな物をくれるんだろう、と思いながらもお礼を言ってロッカーにしまっておいた。みんなで葬儀に出たあと、追悼麻雀と称して雀荘に行ったが気分は晴れなかった。家に帰って詩を書き、テープレコーダーに歌いながら録音して曲にした。歌詞もテープも今は無いが、歌詞とメロディは今も覚えている。

「軽蔑してきた自殺を今は咎めたくはない。人を悲しませる事がどんなに悪い事か責めることも出来ない。でも無性に腹が立つ。俺が○○の何倍生きても、世の中変わりはしないだろう。○○が死んでも俺は変わりはしないだろう。何も変わりはしないだろう。一緒に酒を飲んだ記憶すら、ぼんやり霞んで行くだろう。だから無性に腹が立つ。○○が死んで何になる。人生捨てて何処へ行く。演コンの○○、キーパーの○○、赤面の○○、背の低い○○、格好良い○○。青と白の戦闘機、今○○は空を飛んでるだろう。僕らの知らない大空を、今○○は飛んでいるだろう。アアアー、アアアー、アアアー、アアアー。」 

 

 さらに、大学生の時に中学時代の同級生が死んだ。そいつはとても頭のいい奴で、高校は有名私立校に進学し、東大に入った。中学の時に二人で宿題を出し合ったことがあったが、その一つが明日までにアメリカの50州を全部言えるようにしてくるという課題だった。インターネットなど無い頃だ。地図帳や百科事典で調べ、全部の州の名前を書き出した。全部をもれなく言うには、記憶法に工夫が必要だ。悩んだ挙げ句に「オラと鹿島にか。おめーも湯ペウジ開けてみ。駒稲分かる?おっさん、あごてみいね」というキーワードをまとめ、覚えることにした。最初の「オラと鹿島にか」は、オレンジ、ランド、東西南北、川、新、街、ニュー、カレーの頭文字だ。それぞれ、オレンジの産地はフロリダとか、ランドが付くロードアイランド、メリーアイランドなど、東西南北はサウスダコタ、ノースキャロライナなど、川はミシシッピ、ミズーリなど、新しい州はハワイやアラスカ、街で有名なニューヨークやワシントン、ニューが付くのはニュージャージーやニューハンプシャーなど、カレーはバーモントなどと覚えた。その下の「おめーも湯ペウジ開けてみ。駒稲分かる?」は、それぞれ州の名前の最初の一字だ。ただし「おっさんあごてみいね」とは、おが三つ、あが五つ、てみいねはそれぞれ二つずつあることを表している。かなりの時間を掛けて、なんとか一晩で全部覚え、翌日お互いに言い合った。苦労して覚えて言ったのに、相手はアイウエオ順にすらすらと言ったので、あきれてしまった。そんな友達だったが、大学に入ると悪性貧血という不治の病に冒された。自分で病気の研究をしようと思ったらしく、東大の医学部を再受験して受かった。だが、病状は悪化して在学中に亡くなってしまった。彼と中学三年の時に作った同人誌に彼の書いた文章が残っている。題名は「ある男の白昼夢」だ。

 『俺の名はウルトラマン。冗談だろうって?俺は正真正銘のウルトラマンさ。つい八年程前に光の国M78星雲から君達のためにやって来たじゃないか。覚えていない?そんなばかな。たとえばさ、バルタン星人が地球を征服しようとした時、俺がバルタン星人を倒したじゃないか。えっ何?知っている。ウルトラマンを忘れるはずがない?そうかそうか。さっきは覚えていないなんて俺をかついだのか。そうか覚えていてくれたか。

 ところで俺がなぜあんなに人気があったかわかるかい。わかんねえだろうな。当時の世相を考えてみればわかるはずだよ。世の中があの頃からメチャクチャになってきただろ。当時の子供が俺にあれだけ狂喜したのはそこだよ。政治も道徳も腐敗していく。ちまたには英雄待望論がうずまく。そこに俺はさっそうと現れた。俺の持つ種々の武器―スペシウム・八つ裂き光輪―で怪獣を倒す強さとたくましさ、英雄としてのかっこよさ。そして俺は正義は必ず勝つという事を教えた。それらはすべて当時の人々の願望にそっていたわけだ。

 最後俺は宇宙怪獣ゼットンに負けてしまう。でも俺のカラータイマーの輝きが失われた時君達は泣いてくれた。君達の英雄ウルトラマンの荘厳な死に対する悲しみ。俺は子供にそこまで思われていたんだなぁと秘かに思っているんだ。

 何一つだけ疑問がある?何だい、言ってみな。えっ、なぜ死んだはずのウルトラマンがここにいるかだって?何言ってるんだよ。死んだのは俺の肉体だけ。俺は精神的には生きているの。現に俺に対するノスタルジアが君達を触発している。それは君達の意識外のところで現実と化し、新しい行動力となってもいる。君だって気付いているだろう。俺が君達に残した精神的な遺産に。俺は君達にそれが何であるかを考えてほしいんだ。考え方は各人各様。でもだからこそ俺は君達の心の中に君達一人一人の個性に変容された形で生き続けるさ。その形は俺のウルトラマンとしての原形をとどめていないかもしれない。だが、それでこそ、それでいいんだよ。それで、君達の世代が大人になる時、俺のまいた種子がいい形で芽を出す・・・・・俺はそうなることを信じて疑わないんだ。(おしまい)』

 僕の中にも、彼の残した精神的な遺産が今も受け継がれているような気がする。

 

 その後も、中学時代に仲良くしていた友達が交通事故で亡くなったり、亡くなる少し前まで会って、お世話になっていた方が亡くなったり、かつての同僚や親戚の人が亡くなったりしました。お葬式に行く事も出来なかった人もいます。でも、葬式に行くのは嫌いです。友人が亡くなった為に久し振りに会う人もいますが、その場で仲良く話をする気分ではないし、同窓会のように昔話をしている人がいるのも妙な気がします。死んでから会いに行っても仕方が無いし、もっと優しくすれば良かったと悔やんでも遅すぎます。結局は、自分も人も大事にして、今出来る事ややりたい事を懸命にやるしかないと思っています。
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深沢小屋クラブ会報 2016年3・4月号

 暖かい日、寒い日の落差が大きく、インフルエンザも流行っているようです。会員の皆様に於きましても、衣服の調節等、健康に十分注意してお元気でお過ごし下さい。

 1月と2月に雪が降り、雪掻きや雪降ろしをしましたが、2年前の大雪に比べれば量が少なくて助かりました。ロウバイやウメは咲いていますが、これから桜や水仙、コブシやモクレン等が次々と咲いて深沢の春は花盛りになります。春の訪れを感じに里山深沢を訪れてはいかがでしょうか。

 4月一杯は、引き続き予約営業となります。土日祝日は予約を受け付けますが、平日は受け付けられない場合もありますのでご了承下さい。

 1月からの会員の増加は無く、現在154名の方が深沢小屋クラブに在籍しています。

 

1・2月の活動報告

 新年会

 1月14日(木)の新年会には2名の方が参加して頂きました。テラスの小部屋で薪ストーブに火を入れ、キムチ鍋を食べて頂き、今年のクラブ行事についての話をしたりしました。今後も行事に参加したいとのことでしたので、またお会い出来るのを楽しみにしたいと思います。 



燻製体験 

 2月21日(日)の燻製体験には、8名の方が参加して頂きました。

ダンボール箱を使った薫製器の他に、ジャンボ燻製器も使って、こちらで用意した食材だけでなく、持ち寄った食材も並べて燻製作りに挑戦しました。煙を掛けている間に燻製に付いての講習も行われました。気温が高い日だったので、昼食は外のテラスで鍋を囲んでおしゃべりをしながら食べました。出来た燻製を試食したり、持ち帰ったりして満足して頂けたと思います。

 今回も講師に会員の藤井さんをお招きして講師を務めて頂きました。毎年お世話になり、有り難うございます。



3月、4月、5月の行事予定

囲碁大会

 3月27日(日)10時武蔵五日市駅集合 16時解散予定

8名まで 参加費1000円(昼食うどんか蕎麦付き)

 小屋番の趣味で企画していますが、なかなか参加者が集まらず実施できていませんが、囲碁好きな方がいらっしゃいましたら是非ご参加下さい。申告された段級によるハンデ戦で、対局終了後に表彰式を行います。



植物観察(山菜採り)

 4月17日(日)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定

8名まで 参加費500円

 例年ワラビ、ゼンマイの他、様々な山菜が収穫でき、参加者の多い行事です。植物観察を兼ねているので、野草や樹木についての解説も行いたいと思います。昨年は、ワラビ、ゼンマイ、ギボウシ、セリ、タラの芽等、沢山の種類の山菜が採れました。山菜採りのコツ等も解説しながら山の幸を分けて貰おうと思います。



テニス大会

5月12日(木)13時集合 16時解散予定

8名まで 参加費500円

 3年目を迎えるテニス大会ですが、毎年小屋番の2人と会員の方々とでスポーツを通じての交流を深めています。今年も多くの方に参加して頂き、楽しい一時を過ごしたいと思います。

 

奥多摩三山登山(三頭山)

 5月26日(木)7時武蔵五日市駅集合 16時解散予定 昼食持参 

8名まで 参加費500円

 武蔵五日市駅から都民の森まで車で移動して、奥多摩三山(大岳山、御前山、三頭山)の中では最も標高の高い三頭山に登ります。山頂までのルートはいくつかありますが、三頭大滝を経て自然林の多く残る沢沿いを登るルートでアプローチしたいと思います。往復3~4時間のコースです。山頂付近で持参した昼食を食べたいと思います。足下の悪い場所もありますので、山歩きに適した靴、服装でご参加下さい。水筒や雨具、行動食等は各自でご持参下さい。



ナイトハイク

 この他、満月の夜にナイトハイクを計画しています。月明かりの道を歩いたり、五日市や東京の景色を望めるビュースポットで満月を正面に夜景を楽しみたいと思います。3月23日、4月22日、5月22日を予定しています。

18:00武蔵五日市駅集合 21:00解散予定 夕食付き1500円



6月以降の行事予定

 6月以降も様々な行事を計画しています。参加のご希望がありましたらご連絡下さい。090-5192-0779(長山携帯)又はkeiryuheiko@softbank.ne.jp(長山メール)まで

6月2日(木)渓流釣り(入門編)7時集合昼食持参 1人500円 

 秋川の本流や支流で渓流釣りの基本となる脈釣りの練習をします。

7月21日 (木)百名山登山(両神山)7時集合昼食持参 1人500円

 岩場の多い鎖場の有るコース、有料ながら最短なルートが選択できます。

8月25日(木)二百名山登山(武甲山)7時集合昼食持参 1人500円 秩父の街を眼下に望み、石灰岩の採石場も目の前に広がります。

9月15日(木)植物観察(キノコ採り)7時集合昼食持参1人1000円

 美味しい茸も有れば毒茸もあります。区別し易く美味しい茸を紹介します。

10月27日(木)ゴルフ大会 9時集合 昼食別 1人3000円

 青梅グリーンヒルのショートコースで技を競いたいと思います。

11月17日(木)金比羅山・巨木廻り 13時集合16時解散1人500円

 景色の良い金比羅山に登り、大樫、大杉の巨木を廻ります。

11月24日(木)今熊山と滝 13時集合16時解散 1人500円

 山頂の景色の良い今熊山に登り、金剛の滝を巡ります。

12月8日(木)リース作り 13時集合16時解散 1人500円

自然の素材(蔓や木の実)を使ってナチュラルリースを作ります。

12月15日(木)忘年会 12時~15時 1人3000円(飲み放題付き)

 今年1年を振り返り、会員の方々との交流を楽しみたいと思います。



僕のハンセイ

 5年前に25年務めた教員を退職し、退職を機に自伝を書いた。50年近い半生とこれまでの反省を込めて「僕のハンセイ」と名付けた。その中から幾つかの話を紹介したいと思う。

 「バレンタインデー」

 中学生の頃、デビルマンというあだ名で呼ばれた。何故かというと、女の子と一切話をせず、無表情だったためだ。しかし、今思うとそれは、女嫌いだったのではなく、むしろ意識をし過ぎて敢えて無視しようとしていたのだろう。たまに「ちょっとほうきを取ってくれよ。」などと女の子に話しかけると、「おい、女に話しかけたぞ。」などと珍しがられるので、益々声を掛けにくくなった。

 中二の時のバレンタインデーの日に、数人の女の子に廊下に呼び出された。他の女の子が階段の所で待っていて、「受け取って下さい。」と包みを差し出した。デビルマンとしては、「そんなものいらない。」と言うしかなかった。「でも。」と言ってなおも渡そうとする。そのうち泣き出してしまった。仕方なく受け取って来たが、内心は嬉しかった。

家に帰って家族がいない所で中身を見た。ハート形の大きなチョコレートだった。家族に見られるのは恥ずかしいので、さっさと食べてしまった。残った箱や包み紙も見られたら恥ずかしい。そこで、留守を見計らって、家の中で燃やしてしまうことにした。空き缶の蓋を敷いて箱と包み紙を乗せ、ライターで火を付けて全て燃えてしまうのを確かめた。もちろん、換気扇を回して匂いものこらないように気を付けた。灰をトイレに流そうと、缶の蓋を持ち上げた時、失敗に気が付いた。その缶の蓋は畳の上に置いていたのだが、なんと、燃やした場所の下の畳が丸く焦げていた。やばいと思い、じゅうたんを引きずって動かして隠した。しばらくはそれで済んだが、大掃除の時にばれた。部屋でゴミを燃やしてたら焦げたと謝ったが、もちろんバレンタインデーのチョコの話は永久に内緒である。

 「将棋」

 父親も俺に似て勝負事が好きだ。将棋、囲碁、麻雀となんでもやる。俺が小学生の時に将棋のルールを覚え、父親に挑戦した。相手は王将と金二つを定位置に並べ、持ち駒は歩を三つで良いと言う。それなら楽勝だと思ったが、最初に角の前の歩の前に歩を打たれ、不覚にもそれをすぐに取ってしまった。すかさず角の前に歩を打たれ、もう角の逃げ道は無かった。角を取られてもまだ勝てると思ったが、じわじわと駒を失い、結局負けてしまった。

屈辱的な敗北を喫したが、リベンジの為に同級生で将棋が打てるやつと練習を積み、腕を上げてから再び勝負を挑んだ。すると、今度は同じ条件でやると言う。しかも、父親が勝てば指圧を三十分しなくてはならない。でも、俺が勝てば五百円くれると言うのだ。もちろん、喜んで勝負を受けた。しかし、対等にやって勝てるはずもない。あっさり負けて指圧を三十分。後日また勝負を挑み指圧三十分。何度も何度も挑戦したが、ついに勝つことも無く連敗を重ねた。今思えば親孝行とも言えるが、悔しさばかりが残る思い出だ。

しかし、いいこともあった。それは、指圧をくり返すうちに指と腕が鍛えられ、中学に入る頃には、腕立て伏せや指立て伏せが楽々できるようになった。さらに練習して、親指と人差し指の二本だけで指立て伏せができるようにさえなった。「継続は力なり」とは、よく言ったものだ。

  「囲碁」

 囲碁を覚えたのは、最初の赴任先の小笠原、母島だった。教頭先生と同僚の二人の先生が碁を打つ人で、ルールを教えてもらい、勝負好きの血が騒いだ。教頭先生は面倒見の良い人で、よく相手をしてくれた。そのうちに勝率が上がり、他にも相手がいないかと探していると、島のお年寄りと発電所の職員の人が碁を打つことが分かった。

早速、碁の相手を申し込むと、快く引き受けてくれた。お年寄りの家におじゃまして打たせてもらったのだが、だんだん勝率がよくなり、途中から、逆にハンディを置いてもらって打つようになった。

発電所の人はなかなか強くて、しばらくはこっちがハンディを置かせてもらって打っていた。四日に一日の割合で、発電所の夜勤がある。一晩中泊まって、発電機の調整や数値の記録をするのだ。一時間に一度の見回りだが、寝る訳にはいかない。そこで、その日は俺が発電所に行き、夜遅くまで碁を打った。毎回勝敗の記録を付けていたが、段々ハンディが減り、ついにハンディ無しになり、最後は逆にハンディを置いてもらうことになった。

「好きこそ物の上手なれ」と言うが、何事も本気で打ち込むと上達が早いものだ。島から帰ってからも碁会所に通ったりした。碁の強い人がいると聞くと紹介してもらい、その人の家まで何度も足を運んだりした。飽きっぽい性格なのか、暫く碁会所からも足が遠のき、大晦日に父親と年越し囲碁をやるくらいだった。最近、また囲碁に目覚め休みになると碁会所に出掛けている。年をとっても楽しめる趣味なので、近所の人とも楽しむことができるだろう。

 「オタフクサンダル」

中学生の時から、ゴム製のサンダルを愛用している。少しずつデザインが変わっているが、基本的なスタイルはずっと変わらない。足の裏のツボを刺激するぼつぼつが付いているので、健康サンダルという宣伝をしている。また、最近は磁石まで付いていて、磁気の力でさらに足のツボを刺激するようだ。夏になれば、殆どそのサンダルで過ごしていた。始めは父親が会社から支給された物だったようだが、足に馴染んで履きやすいので、自分でも買って履くようになった。

中学生の時、夏休みにみんながサンダルを履いていた。誰が一番サンダルで速く走れるかという話になり、校庭で競走した。すると、ダントツで速かった。毎日履いて、すっかり足に馴染んでいたので、靴で走るのとあまりスピードが変わらなかったのだ。

高校生の時、よくパチンコ屋に行った。ある日、何気なくサンダルの裏を見ると、かかとの部分に四角い穴が並んでいるのだが、その穴全てにパチンコ玉が挟まっていた。親に見つかったらやばいと思い、そっと部屋に持って行き、一つ一つ外した。四角い穴がパチンコ玉のサイズとぴったり同じとは思いもしなかった。

高校の体育の授業の時に、運動靴が見つからなくて、仕方なくサンダルで授業に出た。その日の体育はサッカーの試合だった。ドリブルもパスも運動靴のように出来るので、先生が感心していた。

川や海で泳ぐのにも最適だ。ゴム製だから、濡れてもいいし、岩の上でも柔らかいのでぴったりくっつき意外と滑らない。飛び込んだ時などに脱げてしまっても、水に浮くのですぐ回収できる。特に海では、足の裏でサンゴやフジツボなどを踏むとケガをするので、サンダルが重要になる。ただし、一つ欠点がある。砂浜を歩くと磁石に砂鉄がくっつき、後で取るのが面倒だ。

もう一つ欠点がある。飲み屋の座敷で飲んでいると、他の客が店のサンダルと間違えてトイレに履いていく。おまけに、店から出るときに、「お店のサンダルで出てきちゃだめですよ。」と同僚に言われる。お店のサンダルは安物で、オタフクサンダルはブランド品だといつも言っているのだが、なかなか理解してもらえない。


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金毘羅山 初日の出
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深沢小屋クラブ会報2016年1・2月号
 今年は冷え込みがゆるく、紅葉も色付きが悪かったようです。それでも11月の連休には多くの方にお越し頂き賑わいました。
 1月から4月までは、寒さの為に訪れる人も少なくなります。小屋番もアルバイトで不在の日が多い為、予約営業となります。土日祝日は予約を受け付けますが、平日はアルバイトのシフトに依って、受け付けられない場合もありますのでご了承下さい。
 11月からの会員の増加は無く、現在154名の方が深沢小屋クラブに在籍しています。
 
とが出来ました。

 その他の行事は参加申し込みが無く、残念ながら中止となりました。




1月、2月、3月の行事予定 
 新年会
1月14日(木)11時半武蔵五日市駅集合 15時解散予定

★★★只今2名参加予定です。★★★


燻製体験
 2月21日(日)11時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
10名まで 参加費2500円(昼食付き)
 ダンボール箱を使って自分達で薫製器を作り、干物、チーズ、ナッツ、ちくわ、ゆで卵等色々な食材に煙りを掛けて薫製を作ります。ジャンボ燻製器も使って行いますので、追加の食材を持ち込んで薫製にすることも可能です。(水分の少ない状態の物に限ります。)煙を掛けている間に暖かい部屋で昼食をゆっくり食べながら交流したり、薫製についての話を聞いたり質問したりすることもできます。今回も講師に会員の藤井さんをお迎えします。

囲碁大会
3月27日(日)10時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費1000円(昼食うどんか蕎麦付き)
 小屋番の趣味で企画していますが、なかなか参加者が集まらず実施できていませんが、囲碁好きな方がいらっしゃいましたら是非ご参加下さい。申告された段級によるハンデ戦で、対局終了後に表彰式を行います。

ナイトハイク
 この他、毎月満月の日にナイトハイクを計画しています。1月は24日(日)2月は23日(火)、3月は23(水)です。月明かりの道を歩いたり、ビュースポットの琴平神社から満月や五日市の夜景を楽しむ企画です。ご希望がありましたらお知らせ下さい。
18:00五日市駅集合 21:00解散予定  夕食付き1500円

★★★1月から4月の営業について★★★
  1月始めから4月末までは小屋を訪れる人も少なく、予約のみの営業となります。ご利用の際には電話もしくはメールにて早めにご予約をお願いします。都合により予約が受けられない場合もありますので、ご了承下さい。
予約は042-595-1806(深沢小屋)090-5192-0779(長山携帯)又はkeiryuheiko@softbank.ne.jp(長山メール)までお願いします。



怪我シリーズ 
 夏目漱石の「坊ちゃん」の冒頭には、「親譲りの無鉄砲で損ばかりしている。」とある。自分の場合は、「親譲りの無鉄砲で怪我ばかりしている。」ようだ。
 小学生の時、社宅の団地の4階に住んでいた。友達の大石君は乱暴者だったが、面白くて仲が良かった。一緒に自宅で遊んでいた時に、原因は忘れたがケンカになりひどく怒らせてしまった。やばいと思って玄関から外に脱出し、階段を駈け下った。毎日4階まで登り降りしているので、絶対に追いつかれないと思った。しかし、体格に勝る大石君が背後に迫ってきた。外へ続く最後の階段を前に捕まりそうになり、意を決してジャンプした。無情にも階段の天井は低く、頭を天井にぶつけ、落下して尻を階段に打ち付けて絶句した。追いついた大石君は、「何やってんだお前。」と言って呆れていた。
 小学6年生の時に体操部に入った。顧問の先生が今日は飛び込み前転をすると言った。運動神経抜群の子が、5人をマットの上に寝かせて飛び越えて前転をした。拍手が起き、今日の課題が告げられた。6段の跳び箱を飛び越えて飛び込み前転で着地すると言う。しかし、誰1人出来ない。跳び箱が高くて先が見えない不安から、思い切って飛べないのだ。こうなると無鉄砲な血が騒ぐ。やってやろうと粋がり、思い切って飛んだ。やった飛べたと思ったが、手を付くのを忘れた。頭からマットに突き刺さり、木が切り倒されるようにばったり倒れた。何故か顧問の先生は大笑いしている。周りの子達は心配して声を掛けてくれたが、首ではなく腰を痛めて動けなかった。その頃石頭を誇って頭突きが必殺技だったが、お陰で首は無事だった。
 中学1年の時、跳び箱の授業でいい所を見せようと無理して飛んだらジャンプ力が足りず、自分の左手首の上に乗ってしまった。何日か痛いのを我慢していた。しかし、ジャングルジムで鬼ごっこをしているときに手首に鉄の棒が当たり、あまりの痛さに病院に行くことになった。診断の結果、左手首にヒビが入っていて1ヶ月程ギブスをしなければならなかった。丁度夏休みの時だったので、あまり周りに騒がれず良かったが、いかんせん暑い。石膏で固めたギブスの中は蒸れて汗疹が出来、痒くなる。菜箸を使って奥の方を掻いたが、掻けば掻くほど痒くなる。拷問のような1ヶ月だった。
 中学3年の夏休み、水泳大会の前日だった。友達と自転車で多摩湖に遊びに行った帰り、猛暑の為にノドが乾いたのでコカコーラのホームサイズを一気に飲んだ。ホームサイズとは500mlのビン入りコーラだ。飲み終わった後でビンが邪魔になり、自転車の前の荷台に何とか固定しようと試みながらトロトロ走っていた。いきなり顔に激痛が走り、自転車が止まった。道路脇にダンプカーが停まっていたのに気付かず、ブレーキも掛けずに突っ込んでしまったのだった。荷台の高さはハンドルより高く、すっぽり下に入り込んだ為、自転車を止めたのは顔だった。翌日の水泳大会はサボれず、傷だらけの顔で笑われながら参加した。持ち前の負けず嫌いで、立ち泳ぎで準優勝、潜水では45m泳いで優勝した。
 高校生の時、一時自転車通学をしていた。駅の横で線路をくぐる地下道がおきまりのコースだったが、その日は雨だった。看板には「自転車は降りて歩いて通りましょう」と書いてあるのを無視してそのまま降りていった。左手に傘を差し、右手で自転車のハンドルを握っていた。坂を下りきって左に曲がろうとしたら、女の人が3人横に並んで歩いていた。自転車で通り抜けられるスペースが無い上、雨で濡れたブレーキは殆ど効かなかった。選択の余地は無く、正面の壁に向かうしかなかった。ガシャンと大きな音がして自転車は壁に当たったが、右足で壁を蹴って何とか体制を立て直し、傘を片手に呆然として立っていた。女の人達が「大丈夫ですか。」と心配してくれたが恥ずかしくて、「大丈夫です。」と何食わぬ顔をしてそそくさとその場を去った。
 大学生の時、自宅からでも通える学校だったが、親に無理を言ってアパート暮らしをした。生活費はバイトで稼いだ。ビル掃除、花屋、塾の講師、家庭教師、運転代行等様々なバイトをしたが、家庭教師が一番多く、稼ぎも良かった。自動車免許を取ったが車は買えず、原付バイクを買って練馬の小学生の家まで通っていたが、雨の夜は通勤も厳しかった。五日市街道のT字路を直進したら、対向車がいきなり右折して来て正面衝突した。バイクの前を走っていた車に隠れて、車高の低い小さなバイクは見えなかったようだ。ボンネットに当たってから跳ね返り、道路に倒れた。痛みも感じずにぼうっとしていたら、後ろから来たダンプカーが倒れていたバイクを踏みつけた。バリバリ音を立てながら迫るダンプから逃げようと道の端に向かったが、思うように進めなかったのは右足の膝下の骨が折れていたからだ。ぶつかった車の運転手が降りてきて、「大丈夫か。」と聞く。「足が折れている。」と言ったが救急車を呼ぶ気配も無く、肩につかまれと言う。言われるままに肩につかまって片足ケンケンで進み車に乗せて貰ったが、後部座席に座ったとたんに折れた骨が食い込んで激痛が走った。痛みに堪えて両手で足を持ち上げ、ぶらぶらする足を支えて病院まで運んで貰った。手術をして40日の入院とリハビリの末に、何とか元の足を取り戻した。原付の危険性を強く感じたので、治って直ぐ教習所に通い、バイクの中型免許を取った。転んでも只では起きない性格だ。
 立川に住んでいる時、近くに防空壕で42名が亡くなった山中坂という場所があった。自転車でその急な坂を下っていると、猫が飛び出した。勢い良く飛び出したのに、自転車を見てびっくりしたのか、道の真ん中で止まった。ブレーキを掛ける事も除ける事も出来ず、猫に前輪が突っ込んだ。後輪が跳ね上がり、勢いの付いた自転車ごとみごとに前転した。アスファルトの道に落ちたが、何が幸いするか分からない。高校時代に山岳部だったのにも関わらず、柔道部に混じって練習したのが役立った。右肩から左足にかけて回転し、咄嗟に受け身を取った。あちこち擦り傷を作ったが大きな怪我をせずに済んだのは、不幸中の幸いだった。
 酔っぱらって怪我をしたことも何度かあるが、何故怪我をしたのか覚えていないのだから気を付けようが無い。単に飲み過ぎがいけないのだろう。怪我が多くても今まで元気に生きているのは、運が良いだけなのかもしれない。

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深沢小屋クラブ会報 2015年11・12月号
 



9・10月の活動報告
 9月10月に予定していた行事は、参加申し込みが少なかったり、参加申し込みが無かったりして全て中止になりました。例年参加者の多かったキノコ採り体験も中止になりましたが、個人的に何度も山に足を運び、今年は松茸や舞茸も採る事ができました。
 今後の行事にも奮ってご参加下さい。


11月、12月、1月の行事予定
オータムハイキング
 紅葉の綺麗な11月に、深沢周辺で巨木を巡るコースと展望が素晴らしい山を3つ選んでツアーを組みました。


巨木ツアー
 11月5日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 深沢に有る「山抱きの大カシ」と「千年の契り」という2つの巨木を巡ります。大カシは石灰岩の上に根を張ったウラジロガシで、千年の契りとは根元から2つに分かれた杉の巨木です。その大杉は20メートル程の所で枝が合着しているために、こう名付けられました。時間が有れば、近くの野草園「せんせん亭」にも立ち寄りたいと思います。

金比羅山
11月12日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 五日市の街から日の出山、御嶽山へと伸びる金比羅尾根にある金比羅山は、五日市の街を一望でき、天気が良ければ東京の高層ビルなども眺めることができます。夜景を楽しむナイトハイクを実施している場所でもあります。時間が有れば十里木側に下り、大銀杏で有名な広徳寺も見学したいと思います。

今熊山
11月19日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 ミツバツツジで有名な今熊山ですが、山頂からの展望も素晴らしく、一度は訪れたい山です。近くには滝や小峰公園があり、足を伸ばして散策したいと思います。

城山
11月26日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 昔、狼煙を上げる狼煙台があり、城跡の残る山です。秋川と盆堀川に挟まれ、展望の良い山です。山桜の巨木で有名な光厳寺を見学した後で城山に登り、違うコースより下山します。3つの山は、それ程苦労せずに登れる山ですが、素晴らしい景色が堪能できます。秋の紅葉鑑賞や植物観察をしながら、楽しく登りましょう。

ナチュラルリース作り体験
 12月10日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 山で集めた自然の素材を活かして、ナチュラルリースを作ります。蔓を丸めて輪を作り、グルーガンを使って松ぼっくり等の木の実を固定していきます。クリスマスの飾りとしても使えますが、自然の色を活かしたリースなので、一年中飾っても飽きが来ません。世界に1つしか無い、オリジナルのリースを作ってみませんか。

忘年会 
 12月17日(木)11時半武蔵五日市駅集合 15時解散予定
16名まで 参加費3000円
 昨年は12名の方が集まり、大いに賑わった忘年会となりました。今年も多くの方に参加して頂き、会員の方々との交流を深めたいと思います。昨年は全員で楽しめるゲームと商品を用意しましたが、会員の方々の出し物も多く、楽しい時間を過ごすことが出来ました。今年の忘年会も多くの方々にご参加頂き、楽しい一時を過ごせたらと思います。


ナイトハイク
 この他、毎月満月の日にナイトハイクを計画しています。11月は26日(木)12月は25日(金)、1月は24(日)です。月明かりの道を歩いたり、ビュースポットの琴平神社から満月や五日市の夜景を楽しむ企画です。ご希望がありましたらお知らせ下さい。
18:00五日市駅集合 21:00解散予定  夕食付き1500円

1月から4月の営業について
 1月から4月までは小屋を訪れる人も少なく、今年も予約営業とさせて頂きました。来年も1月始めから4月末までは、予約のみの営業となりますので、ご利用の際には電話もしくはメールにて早めにご予約をお願いします。アルバイト等の都合で予約が受けられない場合もありますので、ご了承下さい。

コラム

車のトラブル 
 渓流釣りをするようになって、車のトラブルが増えた。何しろ山奥に行く程良く釣れるのだ。ダートを走ることも多くなり、四輪駆動でないと太刀打ちできなかった。始めはタウンエースの二駆で出掛けていた。秋田の渓流に行き、朝一番で川に降りようとした時だった。一緒に行った人が止めるのも聞かず、雨水に削られて大きな溝が出来ている荒れた道を降りて行った。途中で左の後輪が溝に落ちて出られなくなってしまった。朝マズメの一番いい時間帯だったので、とりあえず釣りをして、後で助けを呼ぶ事になった。携帯など無い時代だ。上の道に出て他の車を止め、助けを呼ぶしかないのだ。川に降りて釣りを始めたが、車が気になって途中で戻り、車の脱出を計った。まず、ジャッキで落ちたタイヤを持ち上げ、タイヤの下に岩や土を詰めた。それを何度も繰り返して段々タイヤを上げていった。さらに周りの溝を埋めて道の高さと同じになるまで上げていった。一時間程掛かって、何とか脱出することができてほっとした。
翌日、いい川があると教えられて、別れて釣ることになった。その場所も道が荒れていて、溝が多く危険な場所だった。それでも、川に下る時は勢いよく走り抜けて、車がはずみながらも川に着き、型の良いイワナが釣れて、噂通りいい釣りができた。待ち合わせの時間が近づいたので、帰り始めた時だ。溝に落ちないよう慎重に進んだのが失敗だった。左の前輪がまた溝にはまり、後輪が持ち上がって空回りした。二駆の場合は片方が空回りすると力が伝わらず、動けなくなってしまう。前進やバックを何度試してみても脱出できなかった。待ち合わせの時刻は過ぎてしまい、待っている人が心配するだろうと思い、意を決してジャッキを出した。前輪をジャッキで持ち上げると後輪が地面に着く。はずすとまた離れてしまうので、そのままエンジンを吹かし、一気に脱出することを試みた。エンジンを大きく吹かしたままクラッチを繋ぐと、ジャッキを飛ばして前進し、うまく脱出することができた。降りてジャッキを回収し、急いで待ち合わせの場所に行くと、心配した同僚が道を歩いて来るところだった。事件の話をして謝り、次の釣り場に向かった。
二度あることは三度あるとはよく言ったものだ。三日目の最終日にまたトラブルにみまわれた。その日は大きな川の本流で大物を狙おうと、草の生えた急な下り道を川まで降りた。その道は川に出ると行き止まりで、その先は人が歩けるだけの狭い吊り橋が掛かっていた。終点に車を止めて釣りをしたが、流れが大きすぎてポイントが定まらず、アタリも無い。諦めて戻ろうとUターンした。登り始めたら、草が滑ってタイヤが空回りした。勢いを付けて何度もチャレンジしたがダメだった。途方に暮れていると、吊り橋をバイクで渡って地元の老人が来た。訳を話すと、後輪駆動だから、後ろを重くすればいいと言う。二人に車の後ろに乗ってもらい挑戦したが、やはり空回りして登れない。今度は、老人が持っていた鉈で木の下枝を切り、道に敷いてくれた。その枝を滑り止めにして、一気に登ろうとチャレンジしたが、それでも登りきれなかった。すると老人は立ち去ってしまい、二人でなんとかしようと色々試みたが、結局だめだった。いいかげん諦めかけたころ、さっきの老人が仲間に連絡してくれたらしく、四駆のトラックと一緒に救援に来てくれた。ロープで車を繋ぎ、前から引っぱってもらって脱出に成功した。お礼に「ビールでも飲んで下さい。」と五千円渡して帰ってきた。
三日で三度のトラブルに見舞われ、四駆のありがたさを知ったので、今度車を買う時は、絶対四駆にしようと心に決めた。結局そのタウンエースは、冷却水が無くなってオーバーヒートし、高速で動かなくなって廃車になった。買い換えた車は、キャラバンの四駆だった。しかし、そのキャラバンも町中を走るための車だったので、林道で腹を何度もこすり、伊豆で動かなくなって廃車になり捨ててきた。結局、行き着くところは三菱のデリカになり、その後三台のデリカを乗り継いだ。
色んな車があるが、使う目的によって慎重に選ぶべきだろう。

東北釣行の帰り
 渓流釣りを覚えてすっかりはまってしまい、毎年夏には東北に遠征していた。勿論、車はデリカだ。その年は職場の同僚三人で出掛け、イワナ、ヤマメを沢山釣って、二泊三日の釣行を終えた帰りの時のことだ。東京が近づいた頃、サービスエリヤのガソリンスタンドで給油して、さらに東北自動車道を走って大泉インターを降り、一緒に乗っていた先輩の家が近づいてきた。その先輩は、ビールを沢山飲んで後ろの座席で寝ていたので静かだった。そろそろ着きますよと声をかけようとして後ろを見ると、先輩が居なかった。一時間程前に給油した時に、トイレに行くと言って、車を降りたのだ。給油が終わって、助手席の後輩と話をしながら先輩のことはすっかり忘れて発車してしまい、サービスエリヤにそのまま置いてきてしまったのだった。
二人で真っ青になり、すぐに連絡を取ろうとしたが、今の様に携帯が普及していない頃で、二人とも持っていなかった。すると後ろの先輩の荷物から携帯の鳴る音が聞こえた。使い方もよく分からないまま、携帯を出してボタンを押すと、先輩の奥さんからの電話だった。平謝りで事情を説明し、今すぐ迎えに行きますと言って切った。Uターンして、車を飛ばし、また大泉から高速に入った。その間にも何とか連絡を取ろうと、先輩の携帯を使って、ガソリンのレシートで分かったスタンドの番号に掛け、スタンドの人に周りを探してもらったが、連絡は取れなかった。東北自動車道に入ってしばらく行くと、先輩が降りたサービスエリヤが見えた。だが、降りたのは、上りのサービスエリヤだ。焦りながらもそのサービスエリヤを横目に見ながら通り過ぎ、次のインターで降りてまた乗り直し、戻らなければならなかった。
先輩を置き去りにしてから二時間以上経ってやっとサービスエリヤに戻った。二人で必死に謝ったが、先輩は殆ど口を利かず、気まずい空気のまま家まで送り届けた。その後、置き去りにしたことが原因ではないと思うが、先輩は体調を壊して一緒に釣りに行くことはなくなった。今も年賀状だけは出しているが、この事件を思い出すたびに申し訳なく思う。
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焼岳登山2,444m
深沢小屋クラブ会報2015年9・10月号
 
6月はアジサイの季節で深沢を訪れる人も多く、忙しい毎日でしたが、7月に入ると訪れる人もめっきり減り、普段の深沢小屋に戻っています。 好評の手ぶらバーベキューはまだまだ楽しめます。家族や友人、職場のグループなどでご利用下さい。 7月からの会員の増加は2名で、現在151名の方が深沢小屋クラブに在籍しています。
 

7・8月の活動報告
 7月8月に予定していた行事は参加者が無く、全て中止になりました。6月に予定していた渓流釣り体験に参加を希望していて、都合により参加出来なかった会員の方と別の日に渓流釣りに行ってきました。イワナが3匹釣れて、会員の方には満足して頂けたようです。


9月、10月、11月の行事予定
金峰山登山とキノコ採りの旅
9月9日(水)~10日(木)7:00武蔵五日市駅集合16:00解散予定8名まで(4人以上の参加で実施)一泊2食付き 参加費1人10000円
 深沢小屋クラブで初めての宿泊行事です。9日か10日の天気の良い方の日に百名山の金峰山に登ります。標高2400mの大弛峠まで車で行けるため、眺めが最高の金峰山に比較的楽に登ることができます。また、金峰山付近はカラ松が多く、キノコの多い場所です。キノコ採りも楽しんで一石二鳥の欲張り企画です。宿泊は八ヶ岳の麓の貸別荘です。キノコ料理を食べながら楽しく歓談したいと思います。お酒を飲みたい方は、夕食の買い出しの際に購入するかご持参下さい。昼食は途中で購入したり持参して下さい。
 

七福神めぐりと秋の七草ツアー
 9月17日(木)五日市駅13:00集合 16:00解散予定
        8名まで 参加費500円
 春の七草はビタミン不足の冬に食べる山菜ですが、秋の七草は花を観賞するための野草です。覚え方は「ハスキーなお袋」。萩、薄(尾花)、桔梗、撫子、女郎花、藤袴、葛の七草です。あきる野市内の七福神を回って秋の七草を楽しみます。


植物観察(キノコ採り)
10月1日(木) 7:00武蔵五日市駅集合17:00解散予定
昼食持参 参加費1500円
 秋はキノコの季節です。柳沢峠や一ノ瀬高原付近で秋の植物を観察したり、キノコを採集したりしたいと思います。竹の篭、軍手、山歩きの出来る靴や服装をご持参下さい。


ゴルフ大会
 10月22日(木)9:00武蔵五日市駅集合16:00解散予定8名まで参加費1人3000円(プレー費含む 昼食代別途 弁当持参可)
 昨年企画して出来なかった企画に再挑戦します。午前中に9ホールを2回回り、午後に2回回って勝敗を競います。ショートコースなのでハンディは有りません。実力勝負の大会です。


オータムハイキング
 紅葉の綺麗な11月に、深沢周辺で巨木を巡るコースと展望が素晴らしい山を3つ選んでツアーを組みました。


巨木ツアー
 11月5日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 深沢に有る「山抱きの大カシ」と「千年の契り」という2つの巨木を巡ります。大カシは石灰岩の上に根を張ったウラジロガシで、千年の契りとは根元から2つに分かれた杉の巨木です。その大杉は20メートル程の所で枝が合着しているために、こう名付けられました。時間が有れば、近くの野草園「せんせん亭」にも立ち寄りたいと思います。


金比羅山
11月12日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 五日市の街から日の出山、御嶽山へと伸びる金比羅尾根にある金比羅山は、五日市の街を一望でき、天気が良ければ東京の高層ビルなども眺めることができます。夜景を楽しむナイトハイクを実施している場所でもあります。時間が有れば十里木側に下り、大銀杏で有名な広徳寺も見学したいと思います。


今熊山
11月19日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 ミツバツツジで有名な今熊山ですが、山頂からの展望も素晴らしく、一度は訪れたい山です。近くには滝や小峰公園があり、足を伸ばして散策したいと思います。


城山
11月26日(木)13時武蔵五日市駅集合 16時解散予定
8名まで 参加費500円
 昔、狼煙を上げる狼煙台があり、城跡の残る山です。秋川と盆堀川に挟まれ、展望の良い山です。山桜の巨木で有名な光厳寺を見学した後で城山に登り、違うコースより下山します。3つの山は、それ程苦労せずに登れる山ですが、素晴らしい景色が堪能できます。秋の紅葉鑑賞や植物観察をしながら、楽しく登りましょう。

ナイトハイク
  この他、毎月満月の日にナイトハイクを計画しています。9月は28日(月)10月は27日(火)、11月は26(水)です。夕食付きで1500円です。月明かりの道を歩いたり、ビュースポットの琴平神社から満月や五日市の夜景を楽しむ企画です。ご希望がありましたらお知らせ下さい。
18:00五日市駅集合  21:00解散予定。




小笠原の思い出
 大学を卒業して、就職活動をしたが何処にも受からず、大学院に行った。二年後に教員試験を受けたら受かり、赴任先の希望を書く欄に、「島は大丈夫か」と尋ねる項目があったので、「小笠原特に希望」と書いたら一発で赴任先が小笠原村立母島小学校に決まった。母島へ行くには、東京の竹芝桟橋から出航して、二十八時間で父島に着き、さらに小さな船に乗り換えて二時間半かかる。東京を朝出て、翌日の夕方に着くのだから、丸二日つぶれてしまう。不便ではあるが、自然が豊かで素晴らしい所だった。
海は透明度が高く、釣り、ウインドサーフィン、ヨットなどが楽しめた。毎週土曜日は、泊まりがけで磯に出掛け、持ちきれない程沢山の魚を釣った。泊まりがけと言っても、アタリの多い夜に夜中まで釣って、岩の上にダンボールを敷いて寝て、朝早く起きて朝マズメにまた釣ってから帰るというパターンだ。カンパチやカッポレ、バラハタやアカハタ、色んな種類の魚が釣れて、初めてやった海釣りだったが、内地では経験できない恵まれた釣りができた。
ウインドサーフィンは、職場に好きな人がいて教えてもらった。ボードの上に立ってセールを立てるのが難しいが、風を受けると安定し、横風を受けて進むのが一番乗りやすかった。風上にも風下にも自由に行けるようになると、島のあちこちに出掛けたり、無人島まで足を伸ばしたり、色々冒険を楽しんだ。四本岩という海に突き出た岩の狭いすき間をすり抜けたりするのは、スリルがあって楽しかった。時にはイルカが並んで泳いでいることもあった。風の強い日はスピードが出て、風を逃がしながら思いっきり後ろに反ると、頭が海に着くこともあった。  
ヨットはウインドサーフィンと同じ原理で進むので、乗り方を覚えるのも早かった。ウインドサーフィンよりも疲れないし、荷物も積めるので、遠くまで行く冒険もできた。乗り方を教えてくれた人が、無人島を一周して帰ってくる冒険に挑戦しようと言うので、一緒に出掛けた。風は調度いい強さで順調だったが、途中で漁師の船が近づいて来て、「シュモク鮫がうろうろしてるから気を付けろ。」と言われたのでちょっとびびった。無人島の裏側に来たときにヨットの後ろ五メートル位の所に鮫の背びれが見えた。やばいと思ったが、それ以上近づくこともなく、しばらくすると見えなくなった。風が弱まってパドリングをするようかと思った時もあったが、何とか無事に戻ることができて良かった。帰ってから冒険の成功を祝って祝杯をあげた。
東京都とはいえ、小さい島なので犯罪が無い。自分のアパートは、ドアが潮風で錆びたのだろうか、鍵が締まらなくなっていた。しかし、鍵など掛ける必要も無い。みんな知り合いだから、人の家に入ればすぐ分かってしまう。たとえ犯罪が行われても、周りが海で逃げ場も無い。だから、給料も現金でそのまま部屋に置いてあった。PTAの体育部で知り合った農家の人は、時々勝手にドアを開け、玄関にスイカ等を置いていってくれた。
他にも、母島では貴重な体験が沢山できた。あまり人が行かない鍾乳洞を探検したり、乳房山という山に登ったり、島の老人に小笠原太鼓を教えてもらったり、教員バンドを作ってベンチャーズの歌を歌ったり、食べたことの無いトロピカルフルーツを食べたりした。夜は星座が分からなくなるほど沢山の星が見えた。満月の夜には、ヘッドライトも付けずに山道を歩けたし、明かり無しでも夜釣りができることが分かった。テニスを教えてもらったり、囲碁を覚えたりと充実した二年間だった。

小笠原の教員生活 
 始めて持った学年が四年で、三人しか子供がいなかった。全校児童が約三十人、中学校も併設されていて、行事も全て一緒に行っていた。本来なら人数が少なすぎて複式学級になるべきところなのだが、超僻地だという理由で、毎年特例として各学年に一人の教員が配置されていたようだ。
 行ってすぐに入学式があった。その日に、担任した三人の子と校長、教頭の六人で記念写真を撮った。一応背広は着て行ったが、外で写真を撮るとは思わなかった。校長は革靴、教頭は運動靴、自分はサンダル履きで写っていた。
 一学期の終わりに、担任していた子の一人が内地に転校して二学期から二人のクラスになった。教室には机が二つだけ並び、やけにだだっ広い感じだった。小学校の音楽と図工を中学校の音楽と美術の先生が見てくれたので楽だった。体育は、人数が少ないので二学年一緒にやっていた。一年目は三年生と一緒に受け持ったが、次の年は新しく来た先生が一緒に見てくれたので、体育も空き時間になった。
人数が少ないので仕事がすぐ終わる。丸付けも成績付けもあっという間だ。印刷所が無いので、覚えたてのワープロを使って、自作の通知表を作っていた。それでも時間がたっぷり余った。同僚の先生に「いいよなお前は、二人しかいないからすぐ終わって。」と言われたが、その先生だって、受け持っているのはたった五人だった。
 二年目も同じクラスを五年生で持ち上がったが、二人転校してきてメンバーが四人になった。学芸会は人数の少ない四年と一緒にやることになった。四年は新任の先生だったので、脚本は自分に任された。しかし、殆ど経験も無いので、子供にどんな話がいいか聞いてみた。すると、ウィリアムテルだの、孫悟空だの色々希望を言うので、色んな話を全部まとめて脚本を書いた。弓矢を使ってリンゴを落とすシーンは、釣り糸を使って装置を作り、弓で矢を放つと真っ直ぐ飛んで行って、リンゴが落ちるようにした。練習の時にみんながやりたがり、セリフの練習になかなか入れなかったが、やってみるととても短い話だったので、すぐに覚えて上演できた。当日、十分位で劇は無事に終わったが、子ども達には、一年生より短い劇だったと文句を言われた。時間を計算せず脚本を書いたのが失敗だった。
 遠足は、人数が少ないので、いつも全校で行く。たてわりの班を作り、旗を持ったりして出掛けた。一年生でも足が丈夫で暑い中をよく歩いた。人数の割りに先生の数が多いので、到着すると釣りをして遊んだりすることもできた。のんきな学校である。子供の遠足か教員の遠足か分からない。
 人数が少な過ぎる為か、給食が無かった。みんな昼になると家に帰る。給食と昼休みの時間が帰宅時間だったので、教員ものんびりできた。教員は殆どが公務員の食堂で食べていたが、時間の自由が利かないので、すぐに断ってしまい、自炊していた。校門の目の前の部屋に住んでいたので、自炊をして食べてから昼寝ができた。チャイムが鳴ってから走っていっても授業に間に合うのだから通勤は楽だった。
 沖縄より暖かい位の南国の島なので、夏は暑くて外で体育をすると日射病になる。五月から十月まで、体育は全て水泳だった。水温はいつも三十二度で温泉のようだった。水泳の授業が多いし、村の目の前は海なので、子ども達はみんな水泳が上手だった。水泳大会で、受け持っていた五年生の男の子が潜水の部で優勝した。泳ぎはゆっくりだが、いつまでも上がってこない。二十五メートルをターンし、五十メートルもターンして、五十五メートル泳いでやっと浮いてきた。多分、二分以上潜っていたと思う。六年生は、水泳大会で全員個人メドレーを泳いだ。スイミングスクールも温水プールも無いが、さすが島の子達だ。
 運動会も小中一緒に行われたが、小中学校運動会と言いながら、実は村の運動会でもあった。村中の人が集まり、村民が出場する競技も沢山あった。子供の徒競走は、人数が少ないのであっと言う間に終わってしまうし、出番が多すぎて子供が疲れてしまうからだ。村の人のリレーでは、普段見られない迫力のある走りが見られた。教員も若い人が多かったので、子供の指導をしながら、いろんな種目に出場した。
 二年で内地に戻ったが、島に馴染んで海で遊んでばかりいたので、誰もそんなに早く出るとは思っていなかったようだ。毎年のように異動が数人あるが、送り出しはいつも盛大だった。大きな横断幕に絵や言葉が書かれ、首にハイビスカスのレイを掛けられ、紙テープを一杯持って船に乗った。テープが切れても、ずっと見えなくなるまで見送りをしていた。たった二年とはいえ、一番印象深い教員生活だった。
 今は世界遺産になり、訪れる人も多くなったのだろう。
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深沢小屋クラブ会報  

 隣のアジサイ山は今が一番の見頃で、連日多くの人で賑わっています。
 
 
5・6月の活動報告 
 奥多摩三山のハイキングを5月に3回計画しましたが、参加希望が少なく、御前山ハイキングは残念ながら中止となりました。

奥多摩三山ハイキング(大岳山) 
 5月8日の大岳山ハイキングは、参加者1名で行いました。養沢の林道終点から歩き始め、七代の滝、ロックガーデンを経て大岳山へと向かいましたが、途中で予定を変更して御岳山に登りました。御岳山では、予期せぬ日の出祭に遭遇し、雅楽の演奏と共に山を登る御輿や、和太鼓の演奏などを楽しむことが出来て幸運でした。

奥多摩三山ハイキング(三頭山)  
5月15日に予定されていた三頭山ハイキングは、悪天候が予想された為に翌日に延期して1名の参加で行いました。都民の森から歩き始め、三頭大滝を経て、渓谷沿いに山頂を目指しました。新緑や鳥の声を楽しみながら山頂に至り、その名の通り三つのピークを踏んで下山しました。

 5月29日に予定されていた渓流釣り体験は希望者が無く、中止しました。
 7月は、3日(木)、10日(木)も休まず営業します。
7月、8月の行事予定
7月17日(木)13:00~ 夕食又は昼食付き2000円 8名まで
 前回のテニス大会は昼食を小屋で食べてから行いました。参加者の希望で11時半に五日市駅に集合して昼食後に体育館に向かい、プレーすることも可能です。練習と練習試合を行う予定です。小屋の佐藤、長山も参加しますので、会員の方々と楽しく交流ができればと思います。
茅ケ岳登山
 7月24日(木)7:00~ 夕食付き2000円 8名まで
 日本二百名山でもあり、「日本百名山」の著者の深田久弥終焉の山でもある茅が岳に登ります。 山頂からは、甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山など南アルプスの山々が展望できます。登り3時間、下り2時間半位の予定で歩き、山頂でお弁当を食べたいと思います。
渓流釣り体験(秋川)
8月28日(木)6:00~ 夕食付き2000円(入漁料別途) 3名まで
 初心者の方を対象に、渓流釣りを知って頂くための企画です。3月から9月一杯まで楽しめる渓流釣りの仕掛けやポイント、合わせや取り込みなどを体験して頂ければと思います。道具が無い方でも貸し出しますので、全くの初心者の方でも参加できます。
体験やハイキングについて
 会員向けの行事に予定が合わず参加できない場合でも、人数が5人以上であれば他の日に実施することも可能です。他の予約等が重なっていない場合に限りますが、希望がありましたらご連絡下さい。尚、講師の方を招いての体験につきましてはご希望に添えない場合もあります。
ナイトハイク
7月は12日(土)、8月は11日(月)に予定しています。夕食は金比羅山の山頂付近で調理して食べて、満月や夜景を楽しもうと思います。雨天の場合は中止となります。参加費は夕食込みで1500円です。
深沢小屋でバーベキュー
 いよいよ夏を迎え、アウトドアに最適な季節になりました。深沢小屋のバーベキューも好評で、5月から多くの方に御利用頂いています。
 雨の日でも手ぶらでも、日没後でも利用できます。薪代無料。(要予約)
★手ぶらコース:1人2000円 ※飲み物別途
(牛肉、豚肉、ソーセージ、野菜、タレ、炭、機材食器等一式)
★食材持ち込みコース:1人600円 ※炭1回分500円、飲み物別途
★食材・飲み物持ち込みコース:1人1200円(子供600円)
 ※炭1回分500円  
 どのコースもOPEN~16:00最大4時間、16:00~3時間利用可。
 アルコール飲み放題は2時間1500円(ビール類は1杯につき+100円)
アジサイ山
 町中では、アジサイもそろそろピークを過ぎましたが、深沢のアジサイ山では、標高が高くて涼しいのでまだまだ鑑賞することができます。7月にはいると観光客もずいぶんと減って静かになりますので、是非この機会にお越し下さい。
深沢のホタル
 深沢の三内川にはホタルが生息しています。既に何匹か光って飛んでいるのが目撃されていますが、深沢小屋の前の沢にはあまり生息していないようです。下流の方や、小さな美術館の方にいるようです。雨の後などじめじめした夜の暗くなってすぐが狙い目です。7月上旬頃まで見られるようです。
泉郷のホテル・貸別荘について
 小屋の長山が「泉郷」というホテルや貸別荘を経営する会社の会員になっています。ここ何年か施設を利用しておらず、会員でも一般の方でも会員料金で利用できる券が余っています。近くですと八ヶ岳、安曇野、伊豆高原などに施設があります。深沢小屋クラブの方で、もし利用したい方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。無料で券を差し上げます
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深沢小屋クラブ会報

2015年5・6月号

 4月まで土日祝日営業でしたが、5月からは気候も良くなり深沢を訪れる人も多くなることでしょう。今後は木曜定休で平日も休まず営業します。また、6月半ばからアジサイの季節となり、アジサイ山を訪れる人が多くなりますので、7月中旬まで木曜日も休まず営業しますのでご利用下さい。会員の増加は1名で、現在149名の方が深沢小屋クラブに在籍しています。

 

3・4月の活動報告

 3月に予定していた囲碁大会は参加希望者が少なく、残念ながら中止となりました。



植物観察(山菜採り)

 毎年恒例の植物観察ですが、今年は多くの方に参加して頂く為に、日曜と平日の2回計画しました。しかし、19日(日)の参加希望が1名だったので、平日に移って頂き、4月23日(木)に6名の参加で実施しました。

 天気にも恵まれ、金比羅尾根と秋川の2カ所で様々な植物について解説をしたり、ゼンマイ、ワラビ、ウド、セリ、クレソン、ギボウシ等多くの山菜を収穫することができました



5月、6月、7月の行事予定

テニス大会

  5月14日(木)12:00~         昼食付き2000円

 あきる野市内のテニスコートを使って練習と試合を行います。昨年は、2時間の予定が1時間延長して3時間行いました。深沢小屋の佐藤、長山も参加しますので、一緒にいい汗を流しましょう。現在のところ申し込みは1名です。



二百名山登山(大岳山)

5月28日(木)8:00~ 8名まで お弁当持参 参加費500円

 大岳山は、東京方面から見ると奥多摩で一番高く見えます。二百名山でもあり、 奥多摩三山の一つでもある大岳山に養沢からのルートでアプローチしたいと思います。五日市駅に8:00に集合して、車で養沢の林道奥に向かい、大岳山を往復します。お弁当、水筒、雨具等を持参下さい。車で来る場合は、7時40分までに小屋へお越し下さい。参加費は交通費込みで500円です。

 

渓流釣り体験

6月4日(木)早朝より 2名まで お弁当持参 参加費500円+交通費

 山奥の渓流へ向かい、イワナ釣りを楽しみたいと思います。渓流釣りは通常日の出直後が一番釣れる時間帯なので、深夜2時頃出発することが多いのですが、参加者のご都合もあると思いますので、相談して決めたいと思います。昼食はお弁当を持参してもいいし、途中のコンビニで購入することも可能です。ガソリン代と高速代は参加者で負担して頂きます。保険には加入していませんので、自己責任での参加をお願いします。 



二百名山登山(大菩薩嶺)

 7月23日(木)7:00~ 8名まで  お弁当持参 参加費1000円  中里介山の小説で有名な大菩薩峠から山頂の手前にかけては視界を遮る物が無くて、とても良い眺めです。7時に五日市駅に集合して車で青梅街道を進み、奥多摩、柳沢峠経由で上日川峠まで行き、ゆっくり歩いて山頂を目指します。大菩薩峠まで1時間、山頂まではさらに1時間程かかります。お弁当は持参してもいいし、途中のコンビニで購入することも可能です。参加費は交通費を含めて1000円です。



ナイトハイク 

 この他、毎月満月の日にナイトハイクを計画しています。5月は4日(月)、6月は3日(水)、7月は2日(木)と31日(金)です。夕食付きで1500円です。月明かりの道を歩いたり、ビュースポットの琴平神社から満月や五日市の夜景を楽しむ企画です。ご希望がありましたらお知らせ下さい。

18:00五日市駅集合  21:00解散予定。



山の幸

 山に行くと色んな物に興味を持つ。ただ綺麗だと思える物もあるが、生活に役立つ物も沢山ある。昔から人は、自然の中から生活に役立つ物を活用して生きてきたのだから、当然のことでもある。しかし、機械を使って作り出される工業製品や、農協を通して出荷される規格品のような野菜や、ペットボトルや紙パックに入った飲み物や、花といえば花屋で売っている物しか知らないような現代人には、山の恵みは理解できないのかもしれない。道の駅などで松ぼっくりを売っているのには驚かされる。ちょっと松林に行けば沢山落ちているのに、わざわざお金を出して買う人もいるのだろうか。山菜なども、畑で育てたような、形のそろった物が八百屋で売られている。お土産用に、畑でワラビやウド、タラノメなどを育てているのだ。それは、もはや山菜とは言えない。そんな時代だからこそ、山にある物の価値を見いだし、活用していきたいと思う。



[山菜]

 山菜は子供の頃から採っていたが、あまり美味しいとは思っていなかった。しかし、ワラビやゼンマイなどもうまく料理すれば、美味しいおかずやつまみになることが分かった。他にも美味しい山菜は沢山ある。フキノトウは茹でて切って炒め、味噌、みりんで味付けをすれば、酒の肴として長期間楽しめるフキ味噌になる。芽吹いたばかりのサンショウの葉を佃煮にすれば、日本酒に合う香り良いつまみになる。イケマという蔓植物の芽は、バター炒めが美味しい。アスパラガスのような味だ。ヤマノイモは、八百屋で買う山芋と違い粘りが強い。味も良く精も付く。そのヤマノイモのムカゴも美味しい。秋になって葉が黄色くなった頃、蔓の下で傘を逆さに持って構え、棒で蔓を叩くとばらばら落ちてくる。バターで炒めて醤油で味付けするとなかなかのつまみだ。他にも美味しい山菜は沢山ある。



[キノコ]

 キノコも美味しい物が沢山採れる。川沿いに多い柳の木から出るヌメリスギタケモドキは、大きくて量も多く採れる。手の届かない高い所にも出るので、鮎竿の一番先の一本を抜き、代わりに金魚をすくう網を付けて、その網をキノコにかぶせて引くと採れる。しかし、キノコの根本が折れた時にうまく網を操作しないと、高い所から落下して砕けてしまう。カラマツ林の地面から出るハナイグチは、長野辺りではジコボウと呼ばれ人気のあるキノコだ。シーズンになるとキノコ屋では、一キロ六千円位で売られる。上質な物を持っていけば、その半額位で買い取ってくれる。腕が良ければ、秋のシーズンでかなり稼ぐこともできるだろう。他にも、クリタケ、ヒラタケ、ナラタケ、エノキダケ、マイタケ、チャナメツムタケ等が採れる。もっと研究して、他にも色々なキノコを採ってみたいものだ。特にマツタケは他のキノコよりも断然値打ちがある。



[アケビ蔓]

 地面にランナーとして伸びるアケビの蔓を採ってきて根や枝を取り除き、籠が作れる。職場で一緒になった人が、作り方を教えてくれた。作るのにかなり時間が掛かるが、出来上がった物は丈夫で何年も使える。色合いも良く上品だ。冬に蔓を採り貯めておけば、乾燥しても風呂の残り湯に一晩漬ければ柔らかくなるので、何年も蔓のまま保存できる。色々な大きさや形が作れるので、色々作って実際に活用したいと思う。



[山の花]

 山の花は、花屋の花に比べて派手さはないが、小さくて品があり美しい。山の花を採っちゃいけないと言う人もいるが、山吹や野菊、タンポポやスミレ等、どこにでも沢山咲く花なら、数本頂いて飾ってもいいだろう。母親が生け花が上手なので、習って生けてみたいと思う。



[クロモジ]

 羊羹などに付いてくる高級な爪楊枝は、クロモジという木を削った物だ。山で良く見かけるが、緑っぽい枝が特徴だ。枝を折って匂いをかぐと、すうっとするいい匂いがする。早春に咲くクロモジの花が控えめで風情があったので、一枝コップに差しておいたら、いつの間にか新緑の葉が出て、根まで生えていた。生命力の強い木だ。



[ヤマブキ]

 子供の頃に読んだ釣りの本に、山吹の芯が脈釣りの目印に良いと書いてあったので、発泡スチロールの様な芯を抜いて色を塗り、針で釣り糸を通して楊子を削った木で栓をして目印にしてみたことがある。昔はプラスチックなどの軽い素材が無かったので、山吹の芯や水鳥の羽などを目印として使っていたようだ。今は化学繊維の目印を使っているが、また山吹の芯を取り出して目印にして使ってみたい。



[ウバユリ]

 ウバユリのウバは姥のことで、花が咲く頃には葉が落ちてしまい、姥の歯が無いのに掛けて名付けられたそうだ。そのウバユリは球根を百合根として食べることもできるが、冬に種を落として枯れた実を採ってくる。形が面白く、渋い色で見飽きない。花材としていいと思う。中に薄い羽のような膜が付いた種が残っていることもあるが、下の方で切り取って振ると、風に飛ぶ種が舞い散る。歩きながら散らしてやれば、あちこちに芽生えてウバユリから感謝されるだろう。



[渓流魚]

 山に住む魚は、食料として頂く。一番山奥に住む魚は幻の魚とも言われる岩魚だが、今は漁協の放流も盛んで、あちこちで釣れる。岩魚は塩焼きも美味しいが、骨酒がいい。弱火でじっくりじっくり焼いて水分を飛ばせば、冷凍保存もできる。少し焦げ色が付いて焼き上がったら、熱燗に合う日本酒を温めて注ぎ、数分待つと骨酒ができる。岩魚のダシと香ばしさが何とも言えない。ムニエルにもしてみたが、他にも色々な料理法がありそうだ。イワナと一緒にいたり少し下流にいるのがヤマメだ。山女魚と書くだけに姿が美しい。成魚で放流された魚は尾びれが丸くなっていたりしてがっかりするが、川で育った魚は、ヒレがピンとしていて綺麗だ。ヤマメは骨酒には向かないが、塩焼きが美味しい。噛み締めた時にじゅわっと味が口に広がる。



[山の拾い物]

 山で拾う物も色々活用できる。今、山には鹿が増えすぎている。オオカミが絶滅したことも原因の一つだ。外国からオオカミを連れてきて日本の山で繁殖させて、食物連鎖を正常化させようというビラを配っている人がいた。気持ちは分からなくもないが、実現はしないだろう。猟師が減ったのも鹿が増えた原因の一つだ。また、温暖化で大雪が降らなくなったのも、鹿が増えた原因だそうだ。鹿の足は細くて、雪が深くなると身動きが出来なくなる。大雪の年には、歩けなくなって餌が摂れなくなり、多くの鹿が餓死したそうだ。鹿が増えて木の皮が剥がされて木が枯れたり、貴重な植物が激減したりしているが、そんな鹿の落とし物を拾うことがある。雄の鹿には立派な角があるが、春に抜けて生え替わるらしい。時々山の中で拾うことがある。そのまま飾ってもいいが、ナイフの柄の飾りにしたり、玉網の柄の先に尖った部分を付けたりして利用することもできる。

他にも、ヤマドリなどの、綺麗な羽が落ちていることもある。一番よく拾うのが松ぼっくりなどの木の実だ。蔓を巻いて輪を作り、そこにアカマツ、カラマツ、ヒマラヤスギ、ツガ等の松ぼっくりや、ムクロジ、オニグルミ、ブナ、ナツツバキ等の実を付けてリースを作っている。リボンや色とりどりの飾りは無く、茶色ばかりの地味なリースだが、クリスマスに限らず一年中飾っても飽きがこない。

 オニグルミは飾りにもなるが、中身が美味しい。殻が固いので中身を出すのに苦労するが、ある刃物市で刃の付いた胡桃割りを見つけ、使ってみたら便利だった。胡桃の実には、二つに分かれる筋があり、そこに調度刃が当たるようにして挟むとさほど力を入れなくてもまっぷたつに割れる。カシグルミ(テウチグルミ)と違って、割った後に実を取り出すのもやっかいだが、それも、尖った耳掻きのような器具を見つけて購入してから楽になった。それらを手に入れてから、酒のつまみによく食べるようになった。特にハイボールに合う。



[写真]

 山や植物、鳥等の写真を撮っているが、どう撮っても実物に叶わないのが残念だ。しかし、時々いい写真が撮れて嬉しくなることもある。数年前のゴールデンウィークに長野県の尾白川に行った時、エナガという鳥の雛が巣立ちをする場面に遭遇した。五羽の雛が枝の上に並んで今にも巣立ちをして飛び立とうとしていた。その時持っていたデジカメで何枚も撮ったが、ピンぼけの物も多かった。それでも、うまく撮れた写真もあり、トリミングしてから大きく伸ばしてプリントアウトした。今でも、ずっと額に入れて飾っている。



他にも、山で得られる宝物は沢山ある。これからも山に通って、素晴らしい物を沢山探していきたい。


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深沢小屋クラブ会報   

 今年は大雪にも見舞われず助かりましたが、訪ねる人も少ない冬でした。会員の皆さんは風邪など引かず、元気にお過ごしでしょうか。深沢では早くもロウバイ、水仙、福寿草などが咲き、ささやかな春の訪れを感じています。これから梅も咲いて穏やかな気候になることでしょう。2月25日現在会員数は昨年と同じく148名です。

 

1・2月の活動報告

1月に予定していた新年会は参加希望者が無く、残念ながら中止となりました。



薫製作り体験

 2月21日(土)に行われた燻製作り体験では、昨年同様藤井さんを講師に迎え、17名の参加で行いました。こちらで用意した食材以外にも色々な食材を持ち込んで、バラエティー豊かな燻製が出来ました。昼食を摂りながらの歓談や燻製についての講義や会員の方の隠し芸なども楽しむことができて、有意義な一時を過ごすことができました。今後も是非続けていきたいと思います。

 

3月、4月、5月の行事予定

春になって様々な花も咲き活動的な季節となります。機会がありましたら、深沢へも足を運んで下さい。どの行事も保険等には加入していませんので、参加に際しては自己責任でお願いします。行事は全て送迎付きです。



囲碁大会

3月29日(日)10:00~          昼食付き1500円

 昨年は残念ながら中止になりましたが、今年も小屋番の勝手な希望で懲りずに企画しました。午前から対戦して昼食を挟んで午後も対戦したいと思います。4時頃表彰式を行って終了する予定です。勝ち負けは気にせず交流を深められればと思います。段級は自己申告ですが、碁会所での段や級がある方はお知らせ下さい。優勝者には賞品も用意したいと思います。奮ってご参加下さい。



植物観察(山菜採り)

 4月19日(日)・23日(木)12:00~16:00

 昼食付き2000円  各8名まで

 春の山野の植物を観察して解説するとともに、この季節が旬の山菜を採りたいと思います。昨年は、ニリンソウやチャルメルソウ、ハナイカダ、クロモジなどを観察し、ワラビ、ゼンマイ、セリ、ギボウシなどを採集しました。小屋で食事をしてから出発し、近くの山や河原に出かけます。今回で3回目の行事ですが、毎回参加者が多いので、今回は平日と土曜日の二回計画しています。都合に合わせてご参加下さい。

 

テニス大会

 5月14日(木)12:00~  食事付き2000円 

 昨年に続き、テニス大会を行う予定です。あきる野市内のテニスコートを使って練習と試合を行います。昨年は、2時間の予定が1時間延長して3時間行いました。深沢小屋の佐藤、長山も参加しますので、一緒にいい汗を流しましょう。



二百名山登山(大岳山)

5月28日(木)8:00~  8名まで お弁当持参 参加費500円 

 昨年計画して参加者もいましたが、途中計画を変更して御嶽山へ登りました。今回はリベンジとして再度挑戦したいと思います。大岳山は東京方面から見ると奥多摩で一番高く見えます。二百名山でもあり奥多摩三山の一つでもある大岳山に養沢からのルートでアプローチしたいと思います。五日市駅に8:00に集合して、車で養沢の林道奥へ向かい、大岳山を往復します。お弁当、水筒、雨具等を持参下さい。



ナイトハイク

 この他、毎月満月の日にナイトハイクを計画しています。3月は6日(金)、4月は4日(土)、5月は4日(月)です。夕食付きで1500円です。月明かりの道を歩いたり、ビュースポットの琴平神社から満月や五日市の夜景を楽しむ企画です。ご希望がありましたらお知らせ下さい。

18:00~21:00五日市駅集合・解散予定。

年会費について


 郵送不要又は脱会のご連絡は、

℡090-5192-0779(長山携帯)又は、

keiryuheiko@softbank.ne.jp(長山携帯メール)までお願いします。



泉郷の施設利用について

 昨年もお知らせしましたが、小屋の長山が会員制の貸別荘やホテルを経営する泉郷の会員になっています。最近は子供も大きくなり、利用する機会も減ってチケットが余っています。子供さんが小さなご家庭では、人目を気にすることなく利用出来る貸別荘などは大変便利です。会員料金で使えるチケットがありますので、利用を希望される方はお知らせ下さい。無料でお送りします。宿泊先の情報は泉郷のホームページでご覧下さい。山梨の甲斐小泉、蓼科、安曇野、伊豆高原等の施設は近くて便利です。



4月までの営業について

 例年、4月のゴールデンウィークまでは、寒さのために深沢を訪れる人も少なく、営業が成り立たない状況です。近くの小さな美術館やキャンプ場も休業しています。深沢小屋は4月までは土日祝日を除いて不定休となり、営業していない場合もありますので、ご利用の際は電話やメールでお知らせ下さい。花の里深沢へのお越しをお待ちしています。



街探検

 山登りや旅行などで日本の各地を訪ねることも多く、そんな時は街探検と称して地元の人々や飲み屋の人との交流を楽しみにしています。泊まる所を決める際は、数ある街の中から候補を絞ることが難しいので、一応県庁所在地を目安にしています。でも、長野では松本、群馬では高崎の方が泊まった回数は多いかもしれません。



 飲み屋さんを選ぶ際には、いくつかの基準があります。まず、カウンター席があること。お店のマスターやママさんと話しが出来そうな店で、その人が感じの良さそうなこと。常連で一杯だったりカラオケで盛り上がっている店は避けることなどです。そのため、店の中を覗きながら街中をじっくり時間を掛けて歩き回り、いい店を探す為の労力は惜しみません。長年のカンで良い店に巡り会える確率も高くなってきました。

 泊まる所も、車中泊だったり、ビジネスホテルだったり、その時の条件によって決めています。車中泊は、飲んだ後でただ寝るだけなら経済的で便利です。高速で移動中なら、サービスエリアやパーキングエリア、一般道なら道の駅で泊まれます。出来ればそこから歩いて街へ出て、地元の店で飲みたいものです。関越道と上信越道が交わるジャンクションの近くには藤岡パーキングエリアがあり、なぜか道の駅と接しています。つまり、パーキングエリアに車を停めてそこから歩いて色んな店を回れるのです。もちろんお酒も飲めます。中央自動車道なら、恵那峡サービスエリアに車を停めて歩いて外に出てしばらく歩くと、中華料理屋や居酒屋へ飲みに行くことも可能です。上りの双葉サービスエリアならETCの出口から歩いて出て、目の前のセブンイレブンでお酒やつまみを仕入れることもできます。高速が渋滞してしまい、帰るのに何時間も掛かりそうな時は、イライラすることも無く飲んで泊まってしまうのも一つの選択肢ではないでしょうか。

 道の駅で優秀なのは秩父です。隣にモールもあるし秩父駅まで歩いて数分、マックもすぐそこです。花園インターから秩父に向かう途中の道の駅も、道を挟んでお店が沢山あります。関越道の沼田インターから尾瀬方面に向かう途中の道の駅に泊まる時は5分程歩いた所に割安の焼き肉屋さんがあり便利です。



お店が無くても、前もって食料やお酒を仕入れておけば、トイレはあるので泊まるのには不自由しません。

 大きな街に泊まる時は、ビジネスホテルやコインパーキングでの車中泊が多くなります。場所を決めるには、まず繁華街を車で回ってチェックします。効率よくいい店を探すには繁華街が一番です。その近くで安いパーキングを探します。コインパーキングは沢山あり、料金体系も様々だからです。パーキングが決まったら、寝る時のことも考えて一番奥の方で静かな場所に停めます。



 よく行く街には気に入った飲み屋さんがあります。高崎なら、天ぷらが美味しくて親父さんやママさんとの話が楽しい「小ざくら」や、ダンディで歌が上手なマスターのいる「きままなオールディーズ」がお勧めです。同じく群馬の桐生には、革細工の講師もやっていて美味しいスコッチを飲ませてくれる「ぷろむなーど」といういい店があります。長野の権堂駅近くの「肴やのぶ」は美味しい日本酒と美味しい肴が味わえます。その他にも小田原駅の近くにあり、四国のお遍路が趣味のご夫婦がやっている「四季彩菜」や、静岡で美味しい刺身と日本酒が味わえる「武市」や、同じく静岡でイタリアンの店「ラフィエット」などには何度か足を運びました。その土地土地で美味しい物を食べ、その土地の人と話しをするのがもう一つの旅の楽しみと言えるでしょう。

 

 その土地土地のお客さんとも色んな交流がありました。お酒の席ではみんな心が広くなり、他の場所から来た者でも受け入れてくれることが多いようです。四国に行った時には、本州へ渡る橋について尋ねたら、あちこち電話を掛けて帰り道の心配をしてくれた人もいました。キノコ採りの前に泊まった塩山では、地元で採れたキノコの料理をご馳走になりました。よく行く高崎では、飲み屋で話したことのあるお客さんと偶然他の店で会うという、めったにないことが二度もありました。そんなことは、東京で何度飲んでいても一度もありません。お酒が結ぶ縁は不思議です。 



 これからも、行く先々で色んな人と交流して色んな話を聞かせてもらいたいと思います。

 会員の皆さんも、行った先々でお気に入りの飲み屋を開拓して、その土地の人たちとの交流を楽しんでみてはいかがでしょうか。